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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
▼金銀比価
ゲームストップ株騒動からも分かるように、NY銀は投機色が強い銘柄です。
銀が買われる局面では大口投機玉が買いを進めている傾向が強いため、貴金属のなかで”より”銀が買われると、貴金属も全体的に強い傾向が見られます。
そういった点から、重要指標のひとつとして「金銀比価(ゴールドシルバーレシオ)」には特に注目しています。
右軸:GSR(上下逆注意)
投機色の強い銀が上がるということは、GSRが低下することを意味します。
今朝入電のNY金は2,182.20ドル、NY銀は25.104ドルなので、GSRは86.93となります。
NY金の主要限月が6月へ移行したことから、GSRは切り上がっています。
今後のGSR見通しを左右しそうなのが、NY銀の動向です。
▼26ドルの抵抗
今朝の時間外取引で、NY銀は一時25.955ドルまで上昇しています。
今からさかのぼること2年前、ロシアによるウクライナ侵攻直後に、NY銀は高値27.495ドルを記録しました。
銀だけではなく、パラジウムや白金も高値を記録しましたが、いずれもこのときの価格を上抜くことが出来ません。
ウクライナ侵攻以降、NY銀は20ドル台前半と26ドルのレンジ取引に終始しています。
昨夜のFOMCを機に時間外で3%上昇しているNY銀ですが、目先26ドルの抵抗帯に直面しています。
NY銀は、注目の価格帯入りです。
▼NY銀ファンド動向
日本時間先週末土曜日未明に公表されたCFTC建玉明細によると、NY銀大口投機玉は40,978枚買い越しです。
左軸:NY銀(ドル) 右軸:ファンド買い越し(枚)
3月12日時点の中身、NY銀は24.394ドルでした。
上記はウクライナ侵攻以降のNYファンド動向です。
本日26ドルを試す動きとなっており、おそらくファンド買い越しはピークを迎えていると思われます。
こちらも同じく12日までの「買い越し占有率」です。
左軸:NY銀(ドル) 右軸:ファンド買い越し占有率(%)
12日時点の占有率は約28%、3割がピークと認識していますが、下手をすると現段階では40%近くにまで占有率が上昇している可能性があります。
枚数、占有率ともに、ファンドによる買い越しはピークが近いと思われます。
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