PCEコア・デフレーター | 浪風谷本

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先週末よりたびたび話題になっている「PCEコア・デフレーター」ですが、いよいよ日本時間今晩22時半に公表されます。

 

PCEデフレーター

米商務省が毎月末に発表している個人消費の物価動向を示す指標。

個人消費支出(Personal Consumption Expenditure)のデフレーターで、名目PCEを実質PCEで割ったものです。消費段階での物価上昇圧力を測る尺度として用いられます。PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコア・デフレーター」と呼び、FRBが最も重視している物価指標として知られています。同様の指標に消費者物価指数がありますが、PCEデフレーターの方が調査対象が広いため、実際の物価動向を反映しているとされています。(大和証券)

 

3の倍数月に開催されるFOMC会合では、GDPや失業率とともに「PCE」「PCEコア」が経済見通しとして公表されます。

 

左軸:PCEコア・デフレーター[前年比](%)  右軸:FF金利(%)

 

22年3月に公表された数値は前年比5.40%、この月よりFRBは利上げを開始しています。

当局がPCEコアを重視している様子がうかがえます。

 

先月26日に公表されたコアは前年比2.9%、事前予想3.0%を下回っています。

今回の事前予想は2.9%です。

物価抑制の進展が期待されていますが、そこへ水を差すような報道が…。

 

米PCEコア価格指数、1年ぶり大幅上昇か-金融当局が重視の指標

米連邦準備制度が重視するインフレ指標である個人消費支出(PCE)コア価格指数は1月、1年ぶりの大幅上昇となったとみられる。物価上昇を抑えるための道のりの険しさが浮き彫りになる。

食品とエネルギーを除いたPCEコア指数は前月比0.4%上昇の見込み。上昇率は過去2年の大半で低下してきたが、1月は昨年12月に続く2カ月連続の上昇となったと予想される。

このデータを3カ月または6カ月ベースで年率換算すると、いずれも2%以上に戻ることになる。昨年12月は当局目標の2%を下回っていた。

連邦準備制度当局者らは、借り入れコストの引き下げを急ぐ必要はなく、インフレが持続的に後退していると確信が持てるのを待つと強調している。

29日に発表されるPCEデータはこの姿勢の正しさを証明し、今後数カ月の利下げに対する市場の期待をさらに後退させる可能性がある。(2月25日付ブルームバーグ)

 

この報道を機に、週末のサプライズ的なドル高が警戒されるようになっています。

 

 

内田日銀副総裁発言により切り上がったドル円は、今月13日の米CPI公表時に年初来高値1ドル=150円90銭を記録し、その後は150円台を中心にほぼ横ばいです。

今晩の指標発表により、上下いずれかのレンジブレイクが警戒されています。

発表時間は、日本時間今夜22時半です。

材料出尽くしの可能性なども含め、注意が必要です。

 

 

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