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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・日本国際収支[経常収支]19,256億円(予想23,851億円 前回25,828億円)
・中国消費者物価指数[前年比]-0.3%(予想-0.4% 前回-0.5%)
・中国生産者物価指数[前年比]-2.7%(予想-2.6% 前回-3.0%)
・中国貿易収支753.4億ドル(予想749.5億ドル 前回684.0億ドル)
・英鉱工業生産[前月比]0.3%(予想0.3% 前回-1.3%)
・英製造業生産高[前月比]0.4%(予想0.3% 前回-1.2%)
・米生産者物価指数[前年比]1.0%(予想1.3% 前回0.9%)
ニュース、要人発言
米英軍、フーシ派を攻撃 紅海の商船攻撃に報復
米英両軍は米東部時間11日、紅海で商船を標的に攻撃を続ける親イラン武装組織フーシ派への報復として、イエメンのフーシ派支配地域を攻撃した、バイデン大統領は声明で、攻撃は成功したと表明、航行の自由を守るという「明確なメッセージだ」と強調した(共同通信)
経常収支、11月として最大の1兆9256億円の黒字 予想は下回る
財務省が12日発表した国際収支状況速報によると、11月の経常収支は1兆9256億円の黒字となった、11月としては、過去最大の黒字幅、ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値は2兆3851億円の黒字で、実際の黒字幅は予想を下回った、黒字は10カ月連続(ロイター)
中国の23年輸出、16年以来の減少－世界的な需要軟化響く
23年の中国輸出は前年比4.6%減の3兆3800億ドル(約490兆円)、年間輸入も5.5%減少し、貿易収支は8230億ドルの黒字となった、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期は、在宅勤務で消費者が製品購入を増やし輸出が伸びたが、その後は金利が上昇した欧米などからの需要が減速した(ブルームバーグ)
日銀の24年度物価見通し下方修正の公算大、23年度成長率も－関係者
日本銀行が今月の金融政策決定会合で議論する新たな2024年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)と23年度の経済成長率の見通しは下方修正となる公算が大きい、事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった(ブルームバーグ)
ルーマニア中銀
政策金利を現行の7.00%に据え置く事を決定した
中国物価、3カ月連続マイナス デフレ懸念払拭できず
中国国家統計局は12日、2023年12月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で0.3%下落したと発表した、下落幅は0.5%減だった11月からは縮小したものの、3カ月連続のマイナスとなった、23年通年では前年比0.2%上昇と低水準にとどまり、「3%前後」の上昇率としていた政府目標を下回った(産経新聞)
インフレ懸念再び、中東混乱で輸送コストや原油価格が上昇
輸送コストの高騰や原油価格の上昇を受けて、世界的にインフレ圧力の再燃を巡る不安が高まっている、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での度重なる攻撃で、スエズ運河を通る主要な輸送ルートが混乱、アジアから欧州への海上輸送運賃は過去4週間に2倍余りに跳ね上がった(ブルームバーグ)
グールズビー・シカゴ連銀総裁
「インフレに関しては良いニュースもあれば悪いニュースもある」
「インフレ率は大幅に低下する傾向にある」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
中東情勢の緊迫化や中国経済に対する先行き不透明感から、市場はややリスク回避の動き。
ドル円は144円台に沈み、クロス通貨も下押しの動きです。
来週末より米国はブラックアウト期間入り、当局者による発言とその織り込み具合が注目されます。
株式
ダウ：37,592.98ドル(-118.04)
ナス：14,972.76(+2.58)
米債利回りは低下したものの、ダウは利益確定売り優勢で引けました。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：3.943%(-0.023)
実質金利：1.663%(-0.071)
右軸：期待インフレ率
今朝の期待インフレ率は2.280、前日より0.041上昇しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利は1.734%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
原油
NY原油2月物は、0.66ドル高の72.68ドルにて終了。
米英軍のフーシ派空爆から、NY原油は続伸しました。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
1月12日金相場表
昨日の金は、10円安の9,502円にて終了。
引き続き10月限買い玉の一部が降りる展開、どこまで助かるのか注目されます。
＜金市況＞
昨晩のNY金2月物は、32.40ドル高の2,051.60ドルにて終了。
今朝の国内金は、40円高の9,542円で終了しています。
中東情勢の緊迫化やPPI失速を受け、大幅反発です。
SPDR863.84トン(-1.15トン)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
1月12日白金相場表
昨日の白金は、35円安の4,275円にて終了。
取組は一気の3万枚越え、それなりに買い玉が入ったと推測されます。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金4月物は、1.50ドル高の921.10ドルにて終了。
今朝の国内白金は、44円安の4,231円で終了しています。
中国経済に対する先行き懸念から上値重く推移、パラは小幅に続落しています。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
＜会員様＞
…
市場の利下げ期待をどこまで抑えられるか、ブラックアウト期間入り前の高官発言に注目です。
今週もありがとうございました。
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