今週の見通し

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大起証券㈱　Tel:06-6300-5757(代表)
谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・22日：日銀金融政策決定会合(～23日)
・25日：トルコ中銀政策金利、南ア中銀政策金利、ECB理事会、カナダ中銀政策金利
・26日：満月
・28日：フィンランド大統領選挙

＜CFTC建玉明細＞
金

Date	大口投機玉	前週比	NY金(＄)
01/02	207,649	-69	2,073.40
01/09	188,614	-19,035	2,033.00
01/16	179,893	-10,984	2,030.20

(直近3週間)

右軸：大口投機玉買い越し

1月16日終了時点のNY金大口投機玉の買い越しは179,893枚。

前の週から比べ、10,984枚買い越しが減りました。

買い玉が約1万枚減少しました。

白金

Date	大口投機玉	前週比	NY白金(＄)
01/02	29,039	5,377	998.30
01/09	23,541	-5,498	943.50
01/16	12,557	-10,984	904.40

(直近3週間)

右軸：大口投機玉買い越し

1月16日終了時点のNY白金大口投機玉の買い越しは12,557枚。
前の週と比べ、10,984枚買い越しが減りました。
売り玉減少、買い玉増加、ファンドは再び買いに転じています。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
今週より、本格的に各中銀による政策金利の公表が始まります。
主要中銀のなかで、今回は日銀がトップを務めます。
今回は展望レポートが公表されることから政策変更に期待が集まりますが、この時間までに特にリーク記事も出ておらず、大きな変更はなさそうです。

木曜日にはECB政策金利が公表されますが、週末には月末恒例の米国消費関連の経済指標発表が相次ぎます。
米GDPや個人消費といった主要指標は、前回からやや鈍化することが予想されています。
今月初旬に公表された米国雇用統計以降、市場では高まっていた利下げ期待に対する修正が見られますが、今週の主要イベントを通過すると来週にはいよいよFOMCが控えています。
高まっている利下げ期待を抑えることとなるのか、来週会合へ向け今週の指標発表が注目されます。

政治イベントとしては、やはり23日に行われる米大統領選ニューハンプシャー州予備選が注目されます。
前回アイオワ州予備選で圧勝したトランプ候補がニューハンプシャー州も取ると、ほぼ確実に候補者に指名されると思われます。
潜在的なドル高イベントとして、注目しています。

日曜日には、フィンランド大統領選が行われます。

今年は「選挙イヤー」、テーマは「進む右傾化」でしょうか。

東京前営業日比

	01/19 15:15	01/22 08:00	円換算
ドル円	148.71	148.20	-0.51
NY金	2,023.45	2,032.00	7
NY白金	917.80	908.50	-59

(時間は東京タイム)

＜会員様向け＞
…

来週にかけイベント目白押し、今年最初の山場が来ました。

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