注目は2024年の政策スケジュール | 浪風谷本

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FOMCとは

米国連邦市場委員会(Federal Open Market Committee:FOMC)の略。FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)理事と連邦準備銀行総裁(地区連銀総裁)が参加する米国の「金融政策の基本方針を決定する会合」。FOMCの構成メンバーは12名だが、そのうちの7名はFRBの理事で残り5名はアメリカに12地区ある連邦銀行の総裁。連邦銀行総裁のうち1名はニューヨーク連邦銀行総裁が務めることになっており、残りの4名は他の連邦銀行総裁が持ち回りする。

 

米国時間12月12日より二日間の日程で、FOMCが開催されます。

会合後の声明は日本時間12月14日早朝4時に公表され、その後4時半からパウエルFRB議長による会見が行われます。

前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。

 

<前回会合>

2023.11.1

 

前回は、2会合連続で据え置きとなりました。

なおも続くインフレを抑制するためパウエル議長は追加利上げを温存しましたが、同時にインフレ率鈍化の必要性にも言及。

市場はドル安の反応となり、これ以降7月会合での利上げが実質的に「打ち止め」であったとの考えが支配的となっています。

 

<今会合のポイント>

なんといっても、ドットチャートによる2024年以降の引き締めスケジュールが焦点となります。

前々回9月会合にてパウエル議長は、「年内2回会合であと1回利上げ」と発言。

この時点での2023年末FF金利中央値は、5.625%でした。

しかし特に先月末の「ウォラー発言」をきっかけに市場は急速に利下げ期待を高めており、今のところ7月会合を最後に利上げは行われていません。

今会合も据え置き予想が優勢、注目は2024年の政策スケジュールへと移行しています。

ちなみに9月会合時点での2024年末FF金利中央値予想は、5.125%でした。

 

<FF金利見通しとNY金への影響>

 

 

11月会合時から比べ、現在は再び「逆イールド」が進行しています。

米10年債利回りの低下が著しく、将来的な引き締め解除期待が進行しています。

 

左軸:上海総合指数 右軸:FF金利(上下逆注意)

 

上海総合指数は上値の重い動きが続きます。

 

右軸:FF金利と2年債利回りとの乖離(上下逆注意)

 

米2年債利回りがFF金利から乖離し始めており、NY金にとって上昇圧力となっています。

 

 

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