今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・18日：敬老の日
・19日：FOMC(～20日)
・21日：日銀金融政策決定会合(～22日)
・23日：秋分の日

＜CFTC建玉明細＞
金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

9月12日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは123,864枚。

前の週から比べ、14,142枚買い越しが減りました。

売り玉が1万5千枚増加したことによる、買い越しの減少です。

白金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

9月12日終了時点のNY白金大口投機玉買い越しは6,721枚。
前の週と比べ、7,881枚買い越しが減りました。
買い玉増、売り玉さらに増加です。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
本日は「敬老の日」のためおやすみ、このあと祝日取引が始まります。

先週末のJPX金先限は、再び最高値を更新。
ドル円も「神田ライン」である148円乗せをうかがう展開ですが、ちょうど1年前となる昨年秋のお彼岸では政府・日銀による円買いドル売り介入がありました。
神田ライン突破ならびに介入の有無など、特に日本マーケットがおやすみとなる本日のドル円の動きが警戒されます。

日本時間今週水曜日夜、木曜日明け方にはいよいよFOMC政策金利が公表されます。
事前予想はスキップですが、年内や長期的見通しに注目が集まります。
そして週末金曜日は、「日銀金融政策決定会合」です。
衆議院解散総選挙が噂されているなか、政策変更はないのではとの見通しです。
日銀は物価上昇が一服するとの見通しを持っているようですが、世論とのギャップをどのように考慮するのか、植田総裁の舵取りに期待が集まります。

東京前営業日比