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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ECB理事会とは
欧州中央銀行(ECB)最高の意思決定機関。ユーロ圏の統一的な金融政策を決定する。6週間毎に開催され、役員会メンバー6名(総裁、副総裁、理事4名)とユーロ圏の中銀総裁19名の計25名で構成される。
14日にドイツ・フランクフルトにて、ユーロ通貨圏の金融政策を話し合う「ECB理事会」が開催されます。
協議後に政策金利が公表され、その後ラガルドECB総裁による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。
▼前回会合
2023/7/27会合
ECB、9会合連続利上げ決定 次回9月会合では見送りも
欧州中央銀行(ECB)は27日の理事会で、初の9会合連続の利上げを決めた。利上げ幅は5月、6月と同じ0.25%とし、政策金利(中銀預金金利)は2000〜01年の最高水準に並ぶ。欧州ではインフレ率が高止まりしており、一段の金融引き締めが必要だと判断した。
今回の利上げは全会一致だった。ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、次回9月会合以降の利上げペースは「データ次第だ」と強調。「利上げするかもしれないし据え置くかもしれない」と明言を避け、利上げを見送る可能性にも言及した。(7月27日付日本経済新聞)
前回会合にてラガルド総裁は9月利上げを明言出来ず、「ハト派」と捉えられました。
直後の米経済指標が強かったこと、さらには日銀による「金利操作0.5%越え容認」報道から、ユーロの弱さが際立つ一日となりました。
▼今会合のポイント
景気減速懸念とインフレ懸念の間で、当局は難しいかじ取りを迫られています。
ECB利上げの可能性を市場警戒
欧州中央銀行(ECB)の政策当局者らは14日に開く政策会合で0.25ポイントの利上げについて議論する。決定はいずれの方向にも振れる可能性がある。
会合での議論次第で、政策当局者らが10会合連続で借り入れコストを引き上げるのか、あるいはタカ派的なメッセージを発信しつつ据え置きを選択するのかが決まるもようだ。
今回はECBが1年余り前に引き締めサイクルを開始して以降、最も予測が揺れている会合だが、投資家は追加の行動が差し迫っているとは考えていないようだ。ECB政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は6日のインタビューで、市場は恐らく9月利上げの可能性を過小評価しているようだと示唆した。(11日付ブルームバーグ)
可能性として高そうなのは、声明と会見でバランスを取ることです。
INGのマクロ担当グローバルヘッド、カーステン・ブルゼスキ氏
「もし利上げならハト派的な声明を出すだろう。利上げ停止ならタカ派的な声明を出すだろう。ECBが利上げ終了を公式に宣言するとは思えない」(12日付ロイター)
いつものように、会見での逆張りとなりそうです。
ユーロドルは、重要な節目である1.07を迎えています。
弱気進展により1.05を試すのか、1.1近くへの反発が見られるのか。
事前予想が揺れている今会合後のユーロ相場が注目されます。
左軸:NY金(ドル) 右軸:ユーロドル
前回会合時は「逆相関」であるとお伝えしましたが、現在は順相関です。
ECB理事会による声明は日本時間14日21時15分、ラガルド総裁会見は21時45分です。
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