【超簡易版】雇用統計によるドル安は一服 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・中国財新メディア製造業PMI51.0(予想49.0  前回49.2)
・独製造業PMI39.1(予想39.1  前回39.1)
・ユーロ圏製造業PMI43.7(前回43.7)
・英製造業PMI43.0(予想42.5  前回42.5)
・米非農業部門雇用者数18.7万人(予想17.0万人  前回15.7万人)
・米失業率3.8%(予想3.5%  前回3.5%)
・米平均時給[前年比]4.3%(予想4.3%  前回4.4%)
・米製造業PMI47.9(予想47.0  前回47.0)
・米ISM製造業景況指数47.6(予想47.0  前回46.4)
 

ニュース、要人発言

メキシコ当局が為替ヘッジプログラムを段階的に縮小へ、ペソは一時2%安
メキシコ財務省と中央銀行で構成する外国為替委員会は先月31日、中銀が通貨ペソ安定のために行っている「為替ヘッジプログラム」を段階的に縮小すると発表した(ロイター)
中国、外貨準備率6%から4%に下げ 元売り圧力緩和狙う
中国人民銀行は1日、市中銀行から強制的に預かる外貨の預金準備率を引き下げると発表した、これまで6%だった比率を15日から4%に下げる(日本経済新聞)
鈴木財務相
「急激に変動することは望ましくない」
「為替、しっかり動きを注視していきたい」
香港市場、強風警報で取引を中止
1日の香港市場は、台風による強風警報(シグナル8)の発令に伴い、取引が中止された、香港証券取引所の規定では、シグナル8の警報が発令されている期間は取引が中止となる
ECB、利上げサイクルの終了に近い-ビルロワドガロー仏中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁は1日、ECBが今月の政策委会合で何をするかはまだ決めていないが、利上げサイクルの終わりは近いとの考えを示した(ブルームバーグ)
中国、不動産危機対応で追加措置発動へ 既存策不発受け=関係筋
中国政府が不動産危機に対応するため、住宅購入制限の緩和を含む一段の措置を講じる方針であることが分かった、4人の関係筋が明らかにした(ロイター)
ピル英中銀チーフエコノミスト
「英国ではまだコアインフレの下方転換をみていない」
メスター・クリーブランド連銀総裁
「一定の進展あるがインフレはなお高すぎる」
ECBの追加利上げはなしと予想-モルガン・スタンレー
モルガン・スタンレーは欧州中央銀行(ECB)の追加利上げはないと予想、サービスインフレの下振れと経済の急速な弱体化はECBを今月の利上げ停止に傾かせるのに十分であり、金利は現行の3.75%より高くならない可能性が高いとの見方を示した(ブルームバーグ)
 

市況

東京前営業日比

(時間は東京タイム)

注目の米国雇用統計を受け、市場ではいったんドル売りの反応が見られましたが、その後はISMの上振れや高官発言などを受け次第にドル買いの反応へと変わりました。
ドル円は144円台中盤から146円台へ切り返す展開、ユーロドルは1.088台から現在は1.07台後半水準へ下落しています。
FedWatchによると、年内利上げ確率は41%程度へ低下しています。
 

株式

ダウ:34,837.71ドル(+115.80)
ナス:14,031.82(-3.15)

米債利回りの上昇から、ナスダックは反落しました。

ヒンデンブルグ・オーメン」は消灯です。

※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
 

債券

米10年債利回り:4.177%(+0.069)
実質金利:1.919%(+0.055)

今朝の期待インフレ率は2.258、前日より0.020上昇しています。

 

(過去5営業日)

実質金利は1.919%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。

 

貴金属

<前日内部要因>

9月1日金相場表

 

昨日の金は、42円安の9,071円にて終了。
8陽連後の初押し、個人は買いを建てたと思われ、取組は三日連続増加しました。

<金市況>

昨晩のNY金12月物は、1.20ドル高の1,967.10ドルにて終了。
今朝の国内金は、40円高の9,111円で終了しています。

米雇用統計を受け、一時1,980ドルまで上昇しました。

SPDR:890.97トン(+0.87トン)

 

浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

9月1日白金相場表

 

昨日の白金は、26円安の4,455円にて終了。
引き続き4月限取組が減少、その分だけ総取組が減少しています。

<白金市況>
昨晩のNY白金10月物は、2.80ドル高の977.20ドルにて終了。
今朝の国内白金は、15円安の4,440円で終了しています。

ドル高や中国警戒により上値重く推移、パラは8ドル高と反発しました。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

<会員様>

 

カントリーガーデンは、どうなったのでしょうか。

月曜日以降の中国市場が警戒されます。

 

今週もありがとうございました。

 

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