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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
現在のNY金スポット価格は、1トロイオンス当たり約1,950ドルです。
1ドル=146円で計算すると、1,950ドル×146円=284,700円です。
米国人はアメリカ国内で1,950ドルで1トロイオンスの金を買い、日本人は日本国内で284,700円を出して1トロイオンスの金を買います。
米国人は高いと思うのか、安いと思うのか。
日本人はどうか。
比較するためのひとつのツールに、「ビッグマック指数」というものがあります。
ビッグマック指数
各国の経済力を測るための指数。マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる。(Wikipedia)
調べましたが、まだ2022年のデータしかありませんでした。
そこで価格も「284,700円」に近いものとして、「iPhone指数(仮)」をご紹介します。
iPhone12の128GBモデルを、それぞれ年収の何パーセントで手に入れることが出来るか。
ちなみに日本では11万9,800円だそうです。
日本人の平均年収からすると、約3.9%だそうです。
いくつかご紹介いたします。
(出典:9to5Mac)
今年6月末の記事なので、そんなに古いデータではないはずです。
世界中どこでも作られているわけではないiPhoneを購入する場合の、平均年収に対する購入コストの割合です。
単純には比較できませんが、それでも日本人は米国人の「倍」の感覚です。
新興国となればなるほどコストは増え、例えばエジプトは88.4%、パキスタンは104.1%でした。
金1トロイオンスを買うにあたり、日本では年収の1割近くの値段で買うことになります。
ご参考までに。
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