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大起証券㈱ Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
＜今週の予定＞
・15日：中国小売売上高、米小売売上高
・16日：FOMC議事録、新月
＜CFTC建玉明細＞
金
(直近5週間)
右軸：大口投機玉買い越し
8月8日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは142,985枚。
前の週から比べ、21,939枚買い越しが減りました。
買い玉が1万枚減少、売り玉が1万枚増加しました。
白金
(直近5週間)
右軸：大口投機玉買い越し
8月8日終了時点NY白金大口投機玉買い越しは2,992枚。
前の週と比べ、9,298枚買い越しが減りました。
売り玉が約1万3千枚増えました。
CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。
＜今週の見通し＞
先週末に公表された米国PPIが予想を上回ったことから、ドルが再び買い戻されています。
今週は火曜日に米中「小売売上高」の発表が予定されています。
いずれも前回を上回ることが予想されており、リスク選好の動きとなるのか注目されます。
翌日水曜日の米国午後には、FOMC議事録が公開されます。
政策金利が25bp引き上げられた会合ですが、年内利下げ議論の有無や、あと1回利上げが行われるのかどうかについてのヒント、さらには来年の利下げに関して何人の委員が賛同しているのかなどが注目されます。
ニッポンのプレーヤーからすると、ドル円の行方は死活問題でしょう。
先週末のドル円は、一時6月30日以来となる145円に到達。
米国のCPI鈍化が昨年11月から始まり、ドル円に対する圧力となっていました。
しかし日銀総裁交代以降ドル円は騰勢を強めており、145円が心理的節目として意識されます。
お盆休みということで市場参加者も限られているなか、ストップロスや当局による動き、三者会談の有無などが警戒されます。
上に抜けると147円あたり、介入があった場合は昨年9月介入と同じように140円あたりが意識されます。
おやすみのなか申し訳ありませんが、ドル円の乱高下が警戒されます。
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
＜会員様向け＞
…
今朝の北新地、暗雲立ち込めています。
せっかくのおやすみですが、台風直撃かもしれませんね。
ご自愛くださいませ。
今週もよろしくお願いいたします。
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