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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ECB理事会とは
欧州中央銀行(ECB)最高の意思決定機関。ユーロ圏の統一的な金融政策を決定する。6週間毎に開催され、役員会メンバー6名(総裁、副総裁、理事4名)とユーロ圏の中銀総裁19名の計25名で構成される。
27日にドイツ・フランクフルトにて、ユーロ通貨圏の金融政策を話し合う「ECB理事会」が開催されます。
協議後に政策金利が公表され、その後ラガルドECB総裁による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。
▼前回会合
2023/6/15会合
6月会合後の声明の中で、ECBは今年と来年のコアインフレ見通しを引き上げました。
ユーロは上昇の反応、対円では15年ぶり高値を記録しました。
2008年9月以来の高値です。
ECBタカ派が相次ぎ警告、秋にさらなる利上げ必要な可能性
ドイツ連邦銀行のナーゲル総裁をはじめとした欧州中央銀行(ECB)政策委員会のタカ派が16日、ECBは秋まで利上げを続けなければならないかもしれないと警告した。
ナーゲル氏は同日の講演で、「私の見るところでは、われわれにはまだカバーすべき領域がある」とし、「夏休み後も利上げを続ける必要があるかもしれない」と述べた。
オーストリア、スロベニア、リトアニアの中銀総裁も、同様の見方を示した。ベルギー中銀のウンシュ総裁は9月より後まで利上げ継続が必要な可能性すら示唆した。
ECBは15日に中銀預金金利を3.5%に引き上げ、ラガルド総裁は7月下旬の次回会合で再び利上げを行う「公算が極めて大きい」と言明した。(6月16日付ブルームバーグ)
ラガルド総裁は9月会合には言及しなかったものの、市場はこの時点で9月利上げを織り込みました。
▼今会合のポイント
今会合での25bpは確実で、焦点は追加利上げの有無へ移っています。
6月会合時点では9月会合での利上げまで織り込まれていましたが、現在9月会合についてはオープンとなっています。
6月会合時から比べると明らかにトーンダウンしていますが、理由の一つに経済データの悪化が挙げられます。
欧州債が上昇、ユーロ下落-景気悪化シグナルでECB金利見通し曇る
(略)
経済データの悪化は、ECBがどこまで利上げを継続できるのか疑念をあおる。今週の会合については依然として、金利が0.25ポイント引き上げられ3.75%になると予想されているものの、トレーダーらは今やピーク金利が4%を超えることはなく、来年には利下げがあるとの見方を織り込みつつある。(24日付ブルームバーグ)
先々週18日に1ユーロ=1.1277ドルを記録後、現在に至るまで2%以上下落しています。
ユーロは下落しているものの、NY金は上昇しています。
右軸:ユーロドル(上下逆注意)
7月12日以降、NY金とユーロドルは「逆相関」の動きです。
NY金主要限月乗り換えに伴うもので、一時的な動きと思われます。
ECB理事会による声明は日本時間27日21時15分、ラガルド総裁会見は21時45分です。
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