日銀も気になるが、FOMCにも注目 | 浪風谷本

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FOMCとは

米国連邦市場委員会(Federal Open Market Committee:FOMC)の略。FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)理事と連邦準備銀行総裁(地区連銀総裁)が参加する米国の「金融政策の基本方針を決定する会合」。FOMCの構成メンバーは12名だが、そのうちの7名はFRBの理事で残り5名はアメリカに12地区ある連邦銀行の総裁。連邦銀行総裁のうち1名はニューヨーク連邦銀行総裁が務めることになっており、残りの4名は他の連邦銀行総裁が持ち回りする。

 

米国時間7月25日より二日間の日程で、FOMCが開催されます。

会合後の声明は日本時間7月27日早朝3時に公表され、その後3時半からパウエルFRB議長による会見が行われます。

前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。

 

<前回会合>

2023.6.14

 

6月会合にて、米金融当局は2023年末の政策金利見通しを5.625%に引き上げました。

今回を含め、残り2回の利上げを想定していることが確認されています。

パウエルFRB議長は会見で、年内利下げを否定。

市場はドル高の反応を示しました。

 

<今会合のポイント>

今回は25bp利上げが確実視されており、FedWatchによると確率は100%以上です。

市場の注目が日銀会合に移っているためなのか、やや盛り上がりに欠けているようです。

とはいえ今サイクルでの利上げ打ち止めが示唆されるのかどうか、そして利下げ見通しへの言及の有無など注目点も多いです。

会見でパウエルFRB議長は、利下げ開始時期について「2年ほど先」とおっしゃっています。

 

 

奇しくも今朝入電の「2年債」利回りは再び4.9%を越える動きとなっており、パウエル発言に寄り添うのか注目されます。

「インフレの鈍化が続くとの確信」を当局者が強めていることについて、市場は期待しているようです。

パウエル会見が、これらを裏付ける内容となるのでしょうか。

 

<FF金利見通しとNY金への影響>

 

 

FF金利の方が上回っているため、市場は近いうちの利上げ打ち止めを想定しています。

 

左軸:上海総合指数 右軸:FF金利(上下逆注意)

 

上海総合指数は上値の重い動き、ドル引き締めの影響かどうか定かではありません。

 

右軸:FF金利と2年債利回りとの乖離(上下逆注意)

 

2年債利回りとFF金利の乖離から、NY金は現在割高ゾーンです。


 

FOMC声明は日本時間7月27日午前3時、議長会見は3時半です。

 

 

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