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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
▼逆イールド、再拡大
今朝時点での長短米債利回りは、次のようになっています。
2年債:4.504%
10年債:3.679%
利回り格差はマイナス0.825%へと拡大、3カ月ぶり水準です。
▼地銀リスクにより、逆イールド一服
今年3月7、8日にパウエル議長は議会証言に臨みました。
パウエルFRB議長「利上げペース加速も」 議会証言で
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、米連邦議会上院の銀行・住宅・都市問題委員会で証言に臨んだ。冒頭発言で、インフレ圧力が従来の想定を上回っていると説明。今後のデータ次第では「利上げのペースを加速する用意がある」と踏み込んだ。
パウエル氏は雇用や個人消費、インフレの動向について「1カ月前に見られていた軟化傾向が一部逆転した」と認めた。2月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を通常ペースの0.25%に圧縮したが、次回会合で再び0.5%に引き上げる可能性を示唆した。
(中略)
一方、利上げが米景気を冷やすとの見方から、2年債が10年債利回りを上回る「逆イールド」が一段と深まった。(3月7日付日本経済新聞)
ちょうどWBCが開幕したころです。
パウエル議長は3月8日に下院でも同様の議会証言を行い、この日の逆イールドはマイナス1.079にまで拡大幅を広げました。
しかしこの日の取引が終わったあと、シリコンバレー銀行がぶっ飛んだ会見を行ったため、翌日から急速に利上げ期待が低下。
3月24日には、マイナス0.387にまで縮小しています。
米銀SVB株60%安、新興テックの預金減懸念で増資
スタートアップやベンチャーキャピタル(VC)との取引で知られる銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループの株価が9日急落し、前日比60%安で終えた。8日に資本増強のために普通株の発行などで22億5000万ドル(約3060億円)を調達すると発表。新興テック企業など取引先の資金繰り悪化に伴う預金流出の懸念が広がった。(3月10日付日本経済新聞)
3月8日の会見でシリコンバレー銀行は、保有する債券ポートフォリオの売却を発表。
18億ドル(約2,430億円)の損失確定が明るみとなりました。
FF金利見通しは一時6%近くにまで上昇していたものの、地銀リスクを背景に急低下。
長期債が買われ、10年債利回りは一時3.253%にまで低下しました。
逆イールドは春のお彼岸時にマイナス0.387にまで縮小しています。
▼短期債利回り上昇による逆イールド拡大
このたび、債務上限関連法案が議会を通過、バイデン氏が署名し、成立しました。
財務省の金庫にドルを補充するため、これから短期証券を中心に債券が増発されます。
短期債価格は下落、利回りは上昇。
ヘッジのため長期債が買われることから、長期債利回りは低下。
結果…
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