実質金利、目指すは3% | 浪風谷本

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▼実質金利上昇

 

今朝入電の米国実質金利は1.326%、お彼岸以来の水準へと上昇しています。

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

米金融システム危機を背景に、実質金利は一時1.056%にまで低下していました。

NY金は実質金利に連れる傾向があるため、実質金利の動向が金相場を左右します。

もっとも為替相場も両国間の実質金利差に連動するため、米国の実質金利上昇はそのまま円安要因ともなります。

 

▼米10年債3.6%の壁

 

今朝の実質金利上昇は、米国10年債利回り上昇によるものです。

 

 

3月上旬には一時4%を越えていた米10年債利回りでしたが、シリコンバレーバンク報道を前後して一時3.3%を割り込む水準にまで低下しました。

ここ数日は再び利上げを織り込む動き、昨夜の利回りは一時3.6%を越えています。

3.6%を上抜けるかどうかがポイントとなりそうです。

 

▼NY金は1,970ドルの壁

 

米10年債はお彼岸以降「3.6%」が壁になっていますが、NY金は「1,970ドル」あたりがポイントです。

 

 

明日からのイベントにより、下抜けも十分に期待できそうです。

米10年債利回り3.6%とともに、NY金1,900ドル台後半ゾーンが壁となっています。

 

▼目指すは3%越え

 

月末ベースですが、過去20年間の実質金利推移です。

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

リーマンショック時、2008年10月末には実質金利は3.14%にまで上昇しています。

2008年10月25日に、NY金は683ドルで大底を打ちました。

最終的に実質金利は3%に近づかないかぎり、インフレは収まらないでしょう。

今回FF金利が5%に乗せるため、米10年債利回りやNY金の壁ブレイクが期待され、それは実質金利ブレイクによるものと思われます。

ちなみに2008年の実質金利3%の際の米10年債利回りは、約4.2%でした。

 

 

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