逆イールド縮小 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
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今朝入電の米債利回りは、次のようになっています。

 

02年債:3.942%

10年債:3.400%

 

2-10年債利回り格差は-0.542%、前日の-0.618%と比べ大きく縮小しました。

 

 

3月9日、パウエル議長による議会証言まで逆イールドが拡大、一時マイナス1.079%を記録しました。

しかし同日のシリコンバレーバンク報道を受け、米債利回りは急低下。

結果、利回り格差はマイナス0.4%近辺にまで縮小しました。

 

逆イールドが拡大する背景のひとつに、「利上げ局面」が挙げられます。

利上げ局面では政策金利に近いとされる短期債が売られやすいため、利回り格差が縮小しやすい、逆イールドが進行しやすいと言えます。

 

シリコンバレーバンクにはじまり、クレディスイスなど銀行システムに対する不安から利上げ期待が後退した時期は、逆イールドが縮小した時期と重なります。

その後システム不安は後退、利上げ期待が再び台頭する過程で逆イールドは再拡大。

4月19日にはマイナス0.661%にまで拡大しました。

 

そして今朝は再び2年債利回りが急低下。

 

 

米銀システムや新興国経済に対する不安から、米2年債利回りは4%を割り込んでいます。

 

 

米10年債利回りは3.4%近辺、利回り格差はマイナス0.54%となっています。

 

冒頭、逆イールドの拡大は「利上げ局面」に見られるといたしました。

逆イールドの縮小はやはり利下げを織り込みつつあるといえ、実際にNY金との相関は次のようになっています。

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:利回り格差

 

2年債利回りの低下は逆イールド縮小となり、NY金に対する上昇圧力となります。

 

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