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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
▼2ヶ月ぶりの7万枚越え
今朝公表された4月20日のNY白金総取組は70,280枚、前の日から比べ3,934枚増えました。
7万枚を越えたのは、2月24日以来のこと。
このときのピークは、71,273枚でした。
▼2月の7万枚は逆相関、今回は順相関
2月24日の7万枚越え時、NY白金は「907.90ドル」でした。
取組のピークは価格下落のピーク、取組の増加は「大口投機玉による売り玉増」でした。
2月24日の直前、21日の中身はこのようになっていました。
大口投機玉ポジション(2/21)
このときの売り玉25,163枚は直近のピーク、このあとの取組減は売り玉減でした。
そして今回は、価格上昇とともに取組も増加しています。
月が替わる前後から価格は上昇、取組も急増です。
特に18、19、20日の三日間の取組増は凄まじく、大口投機玉による買いが入りました。
▼7万枚は目先ピークか
取組がどこまで増えるのか注目されますが、目先の目標はクリアでしょうか。
直近のピークは昨年9月の78,610枚、取組7万枚はいったんのピークでしょう。
▼ファンド買い越し占有率も40%越えか
CFTCによる建玉明細は火曜日引け時点の中身が公表されるため、日本時間今週土曜日早朝に公表される数値は、今晩のNYです。
7万枚近くにまで膨らんだ総取組ですが、前週18日から比べると昨日時点で約6千枚増加しています。
買い越しが3万枚近くにまで増えている可能性があり、総取組に対する占有率は約42%に達していると推測されます。
ファンドによる買い越しも、いったんは目標クリアではないでしょうか。
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