今週の見通し

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谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

＜今週の予定＞
・1日：こども家庭庁発足
・2日：フィンランド議会選
・4日：豪中銀政策金利
・5日：中国清明節
・6日：満月
・7日：米国雇用統計、聖金曜日
・8日：黒田日銀総裁退任満了
・9日：統一地方選挙

＜CFTC建玉明細＞
金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

3月28日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは181,630枚。

前の週から比べ、23,025枚買い越しが増えました。

一時2,031.70ドルを記録、売り玉が大きく減少しました。

白金

(直近5週間)

右軸：大口投機玉買い越し

3月28日終了時点NY白金大口投機玉買い越しは10,374枚。

前の週と比べ、848枚買い越しが増えました。

売り玉が2千枚近く減少、総取組減少も止まりません。

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

＜今週の見通し＞
昨年度末はドル円の上昇が進み、一時133円61銭まで上昇しました。
先週末はその動きも一服しましたが、週明けは再び133円台と円安の様相です。

おそらくOPECによるサプライズ減産を受けての動きと思われます。
ドル円上昇は年度末に伴う調整だったのか、あらためて注目されます。
流れが変わるのかどうかですが、きっかけとなるかもしれないのが今週のスケジュール。
今週はHoly Week(聖週間)、週末はグッドフライデーそしてイースターと続きます。
宗教のおやすみなので、連邦の休日とは異なります。
しかし為替市場は動いているうえに、雇用統計の発表も予定されています。
クリスマスや感謝祭など、宗教のおやすみを境に相場の雰囲気が変わることも多々あります。
週末の米国連休により相場の潮目が変わるのかどうか、警戒されます。
注目の雇用統計を前に、まずは5日のADP雇用統計が前哨戦となります。

本日は4月3日、「三日新ポ」となります。
二日、三日新ポは荒れるとされていますが、今月はどうでしょうか。

東京前営業日比