光文事件 | 浪風谷本

浪風谷本

次の10年へ

応援よろしくお願いいたします。

下矢印下矢印下矢印

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表
)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

光文事件とは
大正15年12月25日未明、大正天皇の崩御直後に毎日新聞の前身である東京日日新聞は、他紙に先駆けて「新元号は光文」と号外で報じた。しかし、政府は新元号を「昭和」と発表。スクープが一転、歴史に名を残す大誤報となってしまった事件。

当時宮内省から「昭和」「神化」「元化」、内閣から「立成」「定業」「光文」「章明」「協中」と計8案が出されましたが、内閣案はすべて却下。
結果宮内省案の中から「昭和」が選ばれたため、「光文」は誤報だったというのが定説です。
しかし中島利一郎氏(元宮内省臨時帝室編修局編修官補)は後に「事前に新聞によって発表されたため、(新元号は)昭和になった」という主旨の発言をしており、誤報ではなかったとの解釈もあります。
しかも64年後に毎日新聞だけ、新元号「平成」をスクープしていると言われています。

日本記者クラブに掲載された「取材ノート」によると、毎日新聞政治部の首相官邸記者クラブ・キャップだった仮野忠男氏は、部下1名とともに小渕恵三内閣官房長官(当時、故人)が記者会見で「新しい元号は平成であります」と発表する35分前に「平成」を入手したそうです。
しかし光文事件や当時昭和天皇吐血の際誤って昭和天皇逝去を悼む社説を掲載してしまったことなどから、「平成」スクープ号外は見送られたそうです。

今回の日銀総裁人事を巡る一連の報道を見ると、光文事件を思い起こします。

日銀総裁を雨宮氏に打診 政府、与党と最終調整
政府が日銀の黒田東彦総裁(78)の後任人事について雨宮正佳副総裁(67)に就任を打診したことが5日わかった。(6日付日本経済新聞)

日銀新総裁に植田和男氏を起用へ 初の学者、元審議委員
政府は日銀の黒田東彦総裁(78)の後任に経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏(71)を起用する人事を固めた。黒田氏の任期は4月8日まで。政府は人事案を2月14日に国会に提示する。衆参両院の同意を経て内閣が任命する。(10日付日本経済新聞)

公になることなはいのかもしれませんが、この1週間水面下で何があったのでしょうか。
取材合戦は今は昔、今は「リーク」が主流なのかもしれません。
 

 

にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

 

お問い合わせ(平日08:00~17:00)
大起証券㈱ 
Tel:06-6300-5757(代表)
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

「浪風谷本」メール会員募集のお知らせ

「浪風谷本」では、メール会員を募集しています。

その日の市況や相場見通しを「会員メール」として1カ月間、無料でお送りいたします。

メールの受信は、PCでもスマートフォンでもけっこうです。

期間内は相場相談も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。

 

手紙メール会員お申し込みはこちら(Gmail)手紙

手紙こちらはヤフーメール、「メールアドレス」「お名前」「ご連絡先」をご明記のうえどうぞ手紙

 

※携帯、スマホへショートメールをお送りいたしますので、ご返信いただくことにより本登録とさせていただきます。

 

メール会員にご登録いただきますと、1カ月間最新の相場情報を無料でお届けいたします。

まずはお役に立てるかどうか、お試しください。

よろしくお願いいたします。