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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
ECB理事会とは
欧州中央銀行(ECB)最高の意思決定機関。ユーロ圏の統一的な金融政策を決定する。6週間毎に開催され、役員会メンバー6名(総裁、副総裁、理事4名)とユーロ圏の中銀総裁19名の計25名で構成される。
2日にドイツ・フランクフルトにて、ユーロ通貨圏の金融政策を話し合う「ECB理事会」が開催されます。
協議後に政策金利が公表され、その後ラガルドECB総裁による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。
2022/12/15会合
ECBは2月に50bp、3月に25bp利上げの可能性も-関係者
関係者によると、ラガルド総裁が示唆したように2月は50bpの利上げを実施する公算が引き続き大きいが、3月は利上げ幅を25bpとする案に支持が集まりつつある(ブルームバーグ)
1月17日にブルームバーグから報じられた記事ですが、このあと登場する当局者からはブルームバーグ報道を否定する内容が相次ぎました。
ビルロワドガロー仏中銀総裁(1月18日)
「『0.5ポイントの利上げペースが一定期間続くことを見込むべきだ』とラガルド総裁は述べている、この言葉は今も有効だ」
クノット・オランダ中銀総裁(1月19日)
「ECBは複数回の50bp利上げを計画している」
ラガルドECB総裁(1月20日)
「現在の政策路線継続は自分の信念」
カジミール・スロバキア中銀総裁(1月23日)
「あと2回、50bpの利上げを行う必要があると確信している」
ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁(1月23日)
「ECBは利上げをより段階的に行う必要がある」
シムカス・リトアニア中銀総裁(1月24日)
「0.50%ポイントの利上げを継続すべきだ」
バスレ・スロベニア中銀総裁
「次の2回の理事会で0.50%ポイントの利上げが適切だ」
マクルーフ・アイルランド中銀総裁
「2月と3月に12月と同様の利上げが必要」
おそらく現在のコンセンサスは2,3月会合でそれぞれ50bp利上げ、5月4日会合でさらに25bp利上げし、3.25%でピークを打つというものです。
FRBと政策の違いが鮮明となった場合は、ユーロ相場を押し上げる要因となります。
一方で引き締め見通しがユーロ圏経済を抑制する見通しとなれば、ユーロ相場に対し下押しの動きとなりそうです。
事実ブルームバーグによると、3月会合での50bp利上げ確率は70%程度にまで下がっています。
利上げスケジュールの鈍化から、ユーロの上値も重くなってきています。
1.09台前半で上昇一服、大事な局面に差し掛かってきました。
いつものように、声明とラガルド会見の「温度差」が警戒されます。
右軸:ユーロドル
現在のNY金は完全に「通貨」としての値動き、ユーロドルとはほぼ相関関係にあります。
ECB理事会による声明は日本時間2日22時15分、ラガルド総裁会見は22時45分です。
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