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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
以前勤めていた会社からは近かったのですが、大阪「道修町(どしょうまち)」には日本を代表する製薬会社が軒を連ねています。
道修町はなぜくすりの町と呼ばれるのか
寛永年間、道修町1丁目に堺の商人である小西吉右衛門が薬種屋を開き、道修町はくすりの町として歩み始めた。1722年(享保7年)、124軒の薬種業者が株仲間として江戸幕府から公認を受け、薬に値段を付け全国に売り捌くことが認められた。
1822年(文政5年)、大阪でコレラが流行した際、薬種業者が疫病除けの薬として虎の頭の骨を配合した「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきおうえん)」という丸薬を作って神前で祈祷後、庶民に無料配布したとされる。(Wikipediaより)
薬問屋の町から発展、現在に至りますが、本日11月22日、明日23日と二日間に渡り道修町「少彦名神社」でお祭りが催されます。
「神農祭」です。
昨日お客様の元へ行く前に、ちょっと寄ってみました。
田辺三菱製薬株式会社
塩野義製薬株式会社
シオノギと言えば…
塩野義「ゾコーバ」緊急承認を了承 新型コロナ軽症者向け飲み薬
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会などの合同会議は22日、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の軽症者向け飲み薬「ゾコーバ」について、製造販売を緊急承認することを了承した。感染第8波を前に初の国産の飲み薬が実用化される。緊急承認制度の適用も初めて。(毎日新聞)
御堂筋より撮影
神農祭
大阪の年中行事の一つで、1年間のうち大阪市内で催される最後のお祭りです。文政5年、コレラが大流行した際、道修町で薬種問屋が丸薬をつくり、張子(ハリコ)の虎を神前に供え、疫病祈願をこめたことが始まりです。例祭には厄除けの笹につけた張子(ハリコ)の虎が授与されます。道修町通りを堺筋から御堂筋まで車輌通行止にして、露天が並ぶのも楽しみのひとつ。平成19年4月には、大阪市無形文化財(民俗行事)に指定されました。(「大阪観光局公式サイト」より)
張子の虎には、そんな意味があったのですね。
(ちなみに神農とは古代中国の伝承に登場する三皇五帝の一人で、人々に医療と農耕の術を教えた)
神農祭で大阪のお祭りは終わり(止め祭り)、年明け「えべっさん」までありません。
「大阪の祭りはえべっさんに始まり、神農さんで終わる」
いよいよ年の瀬です。
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