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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
米国を巡る経済見通しが二転三転し、金市場を取り囲む環境が日々動いています。
現状を確認し、お盆休み中のポジションを考えるうえでのご参考に。
▼ドルの評価が二転三転
先月末GDP公表以降の主なトピックス(赤はドル高、青はドル安)
07月27日:FOMC政策金利公表、パウエルによるハト派会見「ペース落とす」
07月28日:米国GDPがマイナス0.9%となり、2四半期連続でのマイナス成長
07月29日:好調な経済指標を背景に、ドル売り円買いは一服
08月01日:ペロシ米下院議長台湾入り前日、米中緊張が高まる
08月02日:ペロシ氏無事到着、ドル円買い戻される
08月03日:FRB高官によるタカ派発言相次ぐ(パウエル会見へのフォローか)
08月04日:英中銀27年半ぶり50bp利上げ、総裁はリセッションへ警告
08月05日:米雇用統計、予想を大きく上回る好結果→ドル円135円台を回復
先月末は1,700ドル台前半水準で低迷していたNY金でしたが、FOMC(後のパウエル会見)やGDPを経て、直近価格を上抜けしました。
FOMCやGDP、リセッション入り懸念が火をつけ、ペロシ訪台警戒まではNY金は買いが続く展開となりました。
ペロシ米下院議長による訪台でいったんの上昇ピークを迎えたかに見えましたが、英国のリセッション入り懸念から再び1,800ドルを越える動き(1,811.85ドル)。
現在はこの価格帯で、横ばい推移となっています。
▼下抜けきっかけになるか?明日はCPI
明日は米国消費者物価指数となっており、今回は「鈍化」予想となっています。
鈍化予想の要因は「原油安」、前年比8.7%予想です(前回9.1%)。
バイデン政権が始まった昨年1月以降、前月を下回ったのは昨年9月と今年5月です。
翌日のJPX金の成績は、それぞれ8円高と9円安。
今回「前月を下回る数字」となった場合、そこまで荒れた相場にはならないのではないかと思われます。
▼現実は甘くない、か
とはいえ、市場は引き続き「インフレ警戒」相場です。
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