【NY金下落もそろそろ…】2年債利回りがFF金利に近づく | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

FOMCとは
米国連邦市場委員会(Federal Open Market Committee:FOMC)の略。FRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)理事と連邦準備銀行総裁(地区連銀総裁)が参加する米国の「金融政策の基本方針を決定する会合」。FOMCの構成メンバーは12名だが、そのうちの7名はFRBの理事で残り5名はアメリカに12地区ある連邦銀行の総裁。連邦銀行総裁のうち1名はニューヨーク連邦銀行総裁が務めることになっており、残りの4名は他の連邦銀行総裁が持ち回りする。

米国時間26日より二日間の日程で、FOMCが開催されます。
会合後の声明は日本時間28日早朝3時に公表され、その後3時半からパウエルFRB議長による会見が行われます。
前回会合の概要と、今回のポイントをまとめます。

<前回会合>
2022.6.15

 

前回6月会合では、政策金利誘導目標を75bp引き上げることを決定。
1994年以来、実に27年半ぶりの大幅引き上げを決定しました。
市場の期待に応じたことを受け、発表直後こそはドル高反応。
しかしパウエル議長は声明後の会見で、7月会合での75bp利上げについては消極的姿勢を見せたことから、ドル高は一服となりました。

<今会合のポイント>
前回6月会合にて公表された「適正なFF金利見通しの中央値」によると、2022年末時点でのFF金利予想は3.25~3.50%となっています。
今回会合では75bp利上げがコンセンサスとなっており、今会合にて2.25~2.50%となることが予想されます。
年内あと100bp利上げするために、9月会合では50bp、11、12月会合ではそれぞれ25bp利上げすることが想定されています。

FRB、今月0.75ポイント利上げ後はペース落とす-エコノミスト予想
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局は26、27両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で2会合連続の0.75ポイント利上げを決めた後、金利引き上げのペースを落とす公算が大きい。ブルームバーグがエコノミスト44人を対象に15-20日に実施した最新調査で、このような予想が示された。
それによれば、FOMCは9月20、21両日の会合では利上げ幅を0.5ポイントとし、11月1、2両日および12月13、14両日の年内残りの2会合はいずれも0.25ポイントずつ利上げすると見込まれている。その場合、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ(現行1.5-1.75%)の上限は年末までに3.5%と、2008年初め以来の高水準に引き上げられることになる。
エコノミストはさらに、金融当局が23年の早い時期に0.25ポイントの追加利上げに踏み切って同目標のレンジ上限は3.75%に達すると予想。その後は引き上げを停止し、同年末までに利下げに転じると見込んでいる。
金利先物市場も今月のFOMC会合での0.75ポイント利上げを想定しているが、9月の会合については、市場が現時点で織り込んでいる0.75ポイント利上げの確率は50%を上回っており、エコノミストの予想はややハト派的と言える。ただ、エコノミストが予想する一段と広範な道筋は市場が織り込んでいるものよりもややタカ派的だ。

今月13日に米消費者物価指数が公表され、結果は前年比+9.1%となりました。
40年ぶりの9%台乗せを受け、野村証券やクレディスイスは「100bp利上げ」を予想。
ユーロドルが「パリティ」を割り込むなど、ドル買いが進展しています。
その後はバイデン氏によるガソリン価格への言及やウォラーFRB理事が100bp利上げに対し消極的だったことを受け、ドル買いは一服しました。
特にブラックアウト期間入り前の駆け込み発言から、当局者は軒並み「75bp利上げ」を支持していることが確認されています。
しかし我々日本人の予想をはるかに超えた次元で米国のインフレは進行しており、100bp利上げの可能性は排除できません

 

 

前回6月会合後に米債券利回りは逆イールドに突入。

10年物が2年物に追いついた3%台前半が、当局のターゲットと推測されます。

当然ですがFF金利が米債利回りに追いつくと、利下げに転じます。

 

左軸:上海総合指数 右軸:FF金利(上下逆注意)

 

特に中国株をはじめとした「新興国市場」に対する反応に注目です。

 

右軸:2年債利回りとの乖離(上下逆注意)

 

昨日の米2年債利回りは3.014%、75bp利上げと仮定すると乖離率は限りなくゼロに近づきます。

NY金があまり押さない可能性もあります。

 

 

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