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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
中央銀行も無敵ではない。
1990年代に起こった「ポンド危機」をご紹介いたします。<会員様メールより抜粋>
▼クォンタム・ファンド
景気の良いドイツよりも政策金利の高いイギリスに目をつけたのが、ジョージ・ソロス率いる「クォンタム・ファンド」でした。
当時のイギリスの経済成長率は1%にも満たない状況でしたが、政策金利は10%という高さ。
明らかにポンドが「過大評価されている」と判断されました。
▼ポンドアタック
ソロスはポンドを売り、マルクを購入、ポンドはどんどん下がります。
1992年9月16日(水)、ラモンド英蔵相は政策金利を10%から12%に引き上げ。
さらに150億ポンドの外貨準備を使って、ポンドを買い支えています。
それでも、ポンドの下落は止まらず。
同日午後2時15分にはさらに政策金利を引き上げ、15%としました。
前代未聞の一日に二回利上げ、それでもポンドの下げは止まらず。
ついに同日夜、ラモンド蔵相は欧州為替相場メカニズムからの脱退を発表。
ソロスはイングランド銀行の金庫をこじ開け勝利、この日のことはのちに「ブラック・ウェンズデー」と呼ばれています。
世界的に金利が引き上げられている中、あえて低金利維持を選択した日本銀行。
トルコとともに今後が注目されますが、このような環境のなか「ポンドアタック」は中央銀行の教訓とされます。
教訓:「見栄を張るな」
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谷本 憲彦
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