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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

<今週の予定>

・1日:米大統領一般教書演説豪中銀政策金利

・2日:パウエルFRB議長議会証言下院、カナダ中銀政策金利

・3日:パウエルFRB議長議会証言上院北京パラリンピック開幕、新月

・4日:米国雇用統計

・5日:中国全人代開幕

 

<CFTC建玉明細>

Date

大口投機玉

前週比

NY金($)

01/25

220,151

25,944

1,855.00

02/01

172,142

-48,009

1,801.50

02/08

186,706

14,564

1,827.90

02/15

213,613

26,907

1,856.20

02/22

243,148

29,535

1,907.40

(直近5週間)

 

右軸:大口投機玉買い越し

 

2月22日終了時点のNY金大口投機玉買い越しは243,148枚。

前の週から比べ、29,535枚増加。

ウクライナ情勢の緊迫化を受け、ファンド買い越しは2週間で約57,000枚増加しています。

 

白金

Date

大口投機玉

前週比

NY白金($)

01/25

13,792

6,563

1,025.50

02/01

14,581

789

1,023.30

02/08

11,759

-2,822

1,036.30

02/15

10,132

-1,627

1,020.40

02/22

17,540

7,408

1,086.00

(直近5週間)

 

右軸:大口投機玉買い越し

 

2月22日終了時点のNY白金大口投機玉買い越しは17,540枚。

前の週から比べ、7,408枚増加。

昨年11月16日以来の水準へ増加、取組増はファンド買い越し増でした。

 

CFTCとは”US. Commodity Futures Trading Commission”の略で、米商品先物取引委員会のこと。各取引所の建玉明細を開示することを義務付けており、毎週金曜日引け後にその週の火曜日時点の参加者別建玉明細”Commitments of Traders”を公表している。

 

<今週の見通し>

米欧、ロシアのSWIFT排除で合意

米欧は、ロシアを国際銀行間の送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除することで合意した。独政府報道官が26日に発表した。(ロイター)

 

会員様には金曜日に「SWIFT」をご案内していましたが、まさか日曜日朝に「排除」が決まるとは思いませんでした。

どれだけ大事なことなのかと言いますと、あのテレビ東京がポケモン番組の途中で「速報」を流すほど大事なことです。

 

国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)

1973年に設立されたSWIFTは、従来使われていたテレックスによる通信を置き換え、安全にメッセージや支払い指図を送る手段として、1万1000社以上の金融機関に利用されている。世界的にこれに代わる存在はなく、国際金融では必須の送金手段となっている。

 

ロシアがSWIFTから排除された場合、ロシア経済を5%縮小させるうえ、通貨の乱高下を引き起こすと言われています。

排除の前例としては、2012年の「イラン」があります。

フィンランド国際問題研究所の客員フェロー、マリア・シャギーナ氏によると、これによりイランは石油輸出収入の約半分、貿易の3割を失ったそうです。

これは制裁となり得ますが、一方でSWIFTからの排除はロシアに大打撃を加える一方で、米国も痛み分けとなる可能性があります。

 

最初にマーケットが開くアジア・オセアニアタイムでは、現在のところリスク回避の動き。

特に欧州通貨の下落が目立ち、ユーロ円は一時2円以上円高になっています。

一方でロシアとウクライナはベラルーシにて協議を行うことで合意しましたが、こちらも流動的であると覚悟しましょう。

ウクライナ情勢を巡る報道は大量且つ流動的であり、主に西側メディアを通じて我々のもとへとやってきます。

何を選ぶかも大事ですね。

 

今週は月末月初を挟んで、米大統領一般教書演説から始まります。

そしてパウエル「臨時」議長による議会証言が予定されていますが、「臨時」で議会証言に臨んだケースが過去にあったのかどうかは分かりません。

ウクライナ情勢の緊迫化により、演説内容が俄然注目されることとなりました。

ひょっとしたら延期の可能性もありますね。

 

今週でブラックアウト期間入りとなりますので、当局者による発言に注目が集まります。

これまでの当局者による発言からは、FRBの政策見通しに変更はなさそうです。

CME FedWatchによると、先週末時点での「3月50bp利上げ確率」は24.0%です。

年内FOMCは残り7回、年央には1%にまで金利を引き上げるということは、序盤にどこかで2回分引き上げる可能性は否定できません。

現在の株安がはたしてウクライナ危機によるものだけなのか、検討の余地があります。

 

東京前営業日比

 

02/24 15:15

02/28 8:00

円換算

ドル円

115.24

115.53

0.29

NY金

1,916.60

1,927.50

53

NY白金

1,062.55

1,076.65

58

(時間は東京タイム)
 

<会員様向け>

 

ウクライナ報道は多すぎるし、本当かどうかも分からないので意識的に割愛しています。

コロナ関連の報道が減ったのはよいことですが、欧米はコロナに対しては規制から緩和に踏み切っています。

 

今朝のミナミ

 

今朝のキタ

 

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