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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
昨日15日のJPX金取組表です。
取組が大きく減少、42,006枚は昨年11月19日以来です。
右軸:金総取組(上下逆注意)
特に2月に入ってから、価格急上昇に伴い取組も急減しました。
金総取組のうち半分近く、もしくは半分以上は個人投資家の玉なので、価格が上昇すれば個人投資家は買いを降ります。
ゆえに価格が上昇すると、取組は減る傾向にあります。
昨日もそのような動きと思われましたが、通常とはやや異なる内容でした。
ひとつに、先限取組は増えています。
そしてもう一つ、「当限」が減りました。
「納会指示日」によるものです。
2016年9月20日に新システム取引がスタートしました。
それまでは9時寄り付きだったのが8時45分に変わったり、いろいろと変更がありました。
そのなかに、「納会指示日」に関する取り決めもありました。
「成行注文」に関して新システムでは「全量約定」が保証されていないので、納会玉に関しては納会日の10日前までに落とさないといけないといった内容です。
昨日15日は「納会指示日」だったため、その措置がとられています。
もし落としていなければ夜間取引の寄り付きで、夜間取引をやっていない会社は翌朝寄り付きでそれぞれ落とさなければなりません。
ゆえに今朝の寄り付き以降も6,900円という高値で2月限は推移しています。
つまり、2月限から出ている個人投資家玉はほぼ「買い戻し」です。
昨日の「価格上昇取組減」に関して、その一部は「納会指示日」に伴う踏みです。
さらに、先限では「買い建ち」も入ったものと推測されます。
昨日「日中取引」のなかで、特に出来高の多かった箇所です。
昨日12時以降の出来高が注目されます。
値幅にしてわずか10円ですが、それぞれ「2,443枚」「1,511枚」出来ています。
そして、この時間帯に高値「6,962円」を記録しています。
「買い建ち」」もしくは「買いオチ」が出たものと思われます。
つたない経験則ではありますが、ある程度の「天井」「底」を形成する条件のひとつに、「日本の日中取引」での高値安値更新というのがあります。
今回は久しぶりの、ジャパンタイムでの高値記録更新でした。
納会指示日に「価格上昇取組減」が観測され、東京タイムのお昼が高値です。
天井期待が高まりますが、あくまで我々はウクライナという材料のうえで転がされているだけの一投資家です。
出てくる報道や材料もホンマかどうか、わかりません。
「全ロシア将校協会」に関する報道は、注目に値すると思いますが…。
先週CPI発表後の6,800円台前半水準やNY1,850ドル割れなど、ポイントを割ってからの追撃売りを考えたほうが無難でしょうか。
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