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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・ユーロ圏GDP[前年比]4.6%(予想4.6% 前回4.6%)
・独ZEW景況感調査54.3(予想55.0 前回51.7)
・米NY連銀製造業景気指数3.1(予想12.0 前回-0.7)
・米生産者物価指数[前月比]1.0%(予想0.5% 前回0.4%)
ニュース、要人発言
ロシア軍一部部隊、ウクライナ国境での演習終え帰還開始＝通信社
ロシア国防省は一部の部隊がウクライナとの国境付近での軍事演習を終え、基地に帰還しつつあると明らかにした、インタファクス通信が15日報じた
中国国家発展改革委員会
今月17日に国内外の鉄鉱石商社を召喚、市場の安定を確保するため「改めて警告する」とした
クレバ・ウクライナ外相
西側の同盟国と進めてきた外交努力により、懸念されていたロシアの侵攻を回避できるようになったと明らかにした
ロシア下院
「ウクライナ親ロ地域承認を大統領に求める案を採決」(ブルームバーグ)
プーチン露大統領
「ドイツとのエネルギー協力は最優先だ」
「ロシアは信頼できるエネルギー供給者である」
「ドイツはロシアにとっての主要パートナーの一国」
「部分的な部隊撤収は決定済み」
「ロシアの安全保障巡る提案は戦争回避が目的」
ECB経済報告
天然ガスの供給に混乱が生じれば、ユーロ圏で生産されるモノ・サービスの価値が押し下げられるとの見方を示した
ストルテンベルグNATO事務総長
緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ロシアが米欧との外交協議を続ける態度を示していることに「慎重な楽観論の理由になる」
米上院共和党
ラスキンFRB副議長候補の委員会での承認採決延期へ
ビルロワドガロー仏中銀総裁
「APP通じた債券購入は第3四半期に終了し得る」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
ウクライナ情勢への警戒が一服、ドル円は115円台中盤水準をキープしています。
リスク選好ムードとなっており、株高クロス円上昇が見られます。
市場は引き続きFRBによる引き締め期待を進展させており、FedWatchによると3月50bp利上げ確率は現時点で58%となっています。
株式
ダウ：34,988.84ドル(+422.67)
ナス：14,139.76(+348.84)
ウクライナ懸念が一服、ダウは大きく戻しています。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が1月11、17日、そして2月14日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：2.043%(+0.056)
実質金利：-0.443%(+0.117)
今朝の期待インフレ率は2.486、前日より0.023低下しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.443%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油3月物は、3.39ドル安の92.07ドルにて終了。
ウクライナ危機の緊張緩和期待から、原油価格は反落となりました。
貴金属
金
前日内部要因
2月15日金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 6,968 | 765 | -499 |
| Apr-22 | 6,955 | 1,324 | -55 |
| Jun-22 | 6,955 | 2,031 | -57 |
| Aug-22 | 6,956 | 5,411 | -340 |
| Oct-22 | 6,955 | 6,004 | -924 |
| Dec-22 | 6,957 | 26,471 | 601 |
| 合計 | 42,006 | -1,274 |
昨日の金は、91円高6,957円にて終了。
売りが引っかかっていた2月限が落ちました。
＜金市況＞
昨晩のNY金4月物は、13.20ドル安の1,856.20ドルにて終了。
今朝の国内金は78円高6,944円で終了しています。
ウクライナ情勢への緊張後退により、反落となりました。
SPDR:1,019.44トン(変わらず)
浪風語録「中央銀行とETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
前日内部要因
2月15日白金相場表
| 限月 | 帳入値段 | 取組高 | 前営業日比 |
| Feb-22 | 3,802 | 824 | -47 |
| Apr-22 | 3,810 | 5,671 | -29 |
| Jun-22 | 3,796 | 1,979 | -80 |
| Aug-22 | 3,792 | 3,927 | -155 |
| Oct-22 | 3,770 | 7,117 | -121 |
| Dec-22 | 3,764 | 12,744 | -204 |
| 合計 | 32,262 | -636 |
昨日の白金は、24円安3,764円にて終了。
納会指示日が終了、いよいよ4月限が注目の的です。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金4月物は、7.60ドル安の1,020.40ドルにて終了。
今朝の国内白金は1円安3,787円で終了しています。
安値は1,005.60ドル、またしても「1,000ドルの壁」に阻まれました。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
米上院委、FRB首脳人事の承認採決延期 共和党が欠席
米上院銀行委員会のブラウン委員長（民主党）は15日、バイデン大統領が指名した連邦準備理事会(FRB)首脳人事5人の承認採決を延期すると発表した。野党・共和党が金融監督担当副議長にサラ・ブルーム・ラスキン氏を指名する人事に反対し、委員会に出席しなかったことが背景。
延期された採決にはパウエル議長再任の人事も含まれる。
やっぱりあれや…。
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谷本 憲彦
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