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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米景気先行指標総合指数[前月比]0.8%(予想0.8% 前回0.7%)
・ユーロ圏消費者信頼感-8.5(予想-9.0 前回-8.4)
ニュース、要人発言
トルコ大統領の支持率2ポイント上昇、通貨リラ安定で=調査
エルドアン・トルコ大統領の支持率が1月は2.1%ポイント上昇、インフレ高進にもかかわらず、政府の措置によって通貨リラが安定したことが背景にある(ロイター)
米財務省
ロシアの指示でウクライナ情勢の不安定化を図ったとして、ウクライナの現職国会議員など4人への制裁を発表(CNN)
ラブロフ露外相
「ロシアはウクライナ攻撃を計画していない」
ラガルドECB総裁
「ECBはインフレが管理不能になる状況見込んでいない」
「欧州と米国、同じ速度で動いていない」
黒田日銀総裁
「日銀の緩和はうまく機能している」
朱光耀中国国務院参事
2022年の中国経済は5.5%前後の成長が可能だとの見方を示した(ロイター)
日米首脳会談
中国の覇権主義的な動向を念頭に、日米同盟の抑止力、対処力の強化を確認
米政府
「ウクライナ駐留外交官の家族に対し国外退避を検討」(ブルームバーグ)
イエレン米財務長官
「インフレは政策上の懸念である」
「米国の労働市場は非常に強い」
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
ダウは昨年「オミクロン・ショック」以来の水準へ下落、ドル円の頭を抑えています。
ユーロドルは1.13中盤水準へ買い戻されるなど、ドル売りが目立ちます。
来週FOMCが警戒されており、リスク回避的な円高が観測されます。
株式
ダウ:34,265.37ドル(-450.02)
ナス:13,768.92(-385.10)
ハイテク株主導の株安が継続、ダウは「オミクロン・ショック」以来の水準です。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が1月11、17日に点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り:1.7421%(-0.0619)
実質金利:-0.610(-0.004)
今朝の期待インフレ率は2.360、前日より0.057下落しています。
(過去5営業日)
実質金利はマイナス0.610%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油3月物は、0.41ドル安の85.14ドルにて終了。
2014年以来の高値を記録後は、前日に続き利益確定売りが優勢です。
貴金属
金
<前日内部要因>
1月21日金相場表
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
Feb-22 |
6,731 |
2,383 |
3 |
Apr-22 |
6,733 |
1,735 |
-204 |
Jun-22 |
6,733 |
2,314 |
1 |
Aug-22 |
6,725 |
6,058 |
-39 |
Oct-22 |
6,723 |
13,023 |
-629 |
Dec-22 |
6,726 |
17,645 |
463 |
合計 |
43,158 |
-405 |
昨日の金は、33円安6,726円にて終了。
6,792円を抜けなかったことによる見切り売りと日中の押し目買いにより、取組減は小幅にとどまっています。
<金市況>
昨晩のNY金4月物は、10.80ドル安の1,834.10ドルにて終了。
今朝の国内金は50円安6,676円で終了しています。
昨年11月以来の高値を記録後は、株安に連れました。
SPDR:1,008.45トン(+27.59トン)
浪風語録「ETFには逆らうな」
<会員様>
…
白金
<前日内部要因>
1月21日白金相場表
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
Feb-22 |
3,800 |
1,391 |
-106 |
Apr-22 |
3,812 |
6,512 |
-94 |
Jun-22 |
3,780 |
2,422 |
-10 |
Aug-22 |
3,779 |
4,863 |
-130 |
Oct-22 |
3,771 |
8,969 |
-964 |
Dec-22 |
3,761 |
9,735 |
754 |
合計 |
33,892 |
-550 |
昨日の白金は、12円高3,761円にて終了。
高値10月限の買い玉が降りました。
<白金市況>
昨晩のNY白金4月物は、15.70ドル安の1,035.10ドルにて終了。
今朝の国内白金は19円安3,742円で終了しています。
パラジウムは30ドル上昇しています。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
<会員様>
…
まさかのSPDR1,000トン越え、NYで増えたと思われます。
今週もありがとうございました。
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谷本 憲彦
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