ロシア制裁が懸念され、パラプラ上昇する… | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

注目経済指標

・ユーロ圏消費者物価指数[前年比]5.0%(予想5.0%  前回5.0%)

・トルコ中銀政策金利14.0%(予想14.00%  現行14.00%)

・米新規失業保険申請件数28.6万件(予想22.5万件  前回23.1万件)

・米フィラデルフィア連銀景況指数23.2(予想19.0  前回15.4)

・米中古住宅販売件数618万件(予想642万件  前回648万件)

・EIA原油在庫  原油51.5万バレル増 クッシング131.4万バレル減

 

ニュース、要人発言

貿易収支が2年ぶり暦年赤字、原油高で輸入増 挽回生産後ずれも

財務省が20日発表した貿易統計速報によると、2021年暦年の貿易収支は1兆4722億円の赤字となった、年後半は世界的な原油高で燃料輸入が膨らんだ(ロイター)

中国、金利引き下げ

中国が事前予想通りとはいえ、1年物ローンプライムレートを引き下げた

バイデン氏、ロシアに警告

「(ロシアの)銀行はドル取引ができなくなる」

岸田首相

「金融政策の具体的手法は日銀にゆだねる」

「日銀には2%物価目標に向けて努力すること期待」

インドネシア中銀

政策金利を現行の3.50%に据え置く事を決定

ラガルドECB総裁

「ソブリン債利回り上昇は経済の改善を反映」

デギンドスECB副総裁

「一部の住宅市場での過大評価が次第に広がりをみせてきている」

トルコ中銀

政策金利を現行の14.00%に据え置く事を決定

ECB議事録

「インフレのより一層の高進や長期化の可能性を排除できない」

「時期尚早な引き締めについて懸念」

ブリンケン米国務長官

21日のジュネーブ会談でウクライナ危機の解決を目指さず

ブラウン米上院銀行委員会委員長

「2月初めまでにはパウエルFRB議長の続投が承認されるだろう」

 

市況

東京前営業日比

 

01/20 15:15

01/21 7:00

円換算

ドル円

114.50

114.11

-0.39

NY金

1,840.15

1,839.70

-24

NY白金

1,027.95

1,043.45

43

(時間は東京タイム)

 

来週にFOMCを控え、ドル円は引き続き調整売りの展開。

114円割れが意識されており、年初来113円48銭更新も視野に入っています。

ユーロドルも1.13割れを伺う動き、クロス通貨が軟調です。

 

 

株式

ダウ:34,715.39ドル(-313.26)

ナス:14,154.02(-186.23)

 

 

中国緩和を好感しダウは一時500ドル高、一転大幅下落です。

ヒンデンブルグ・オーメン」が12月13日に点灯しました。

 

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

 

債券

米10年債利回り:1.811%(-0.054)

実質金利:-0.606%(-0.016)

 

 

今朝の期待インフレ率は2.417、前日より0.031低下しています。

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

1/13

1,821.40

-0.772

1/14

1,816.50

-0.690

1/18

1,812.40

-0.604

1/19

1,843.20

-0.590

1/20

1,844.90

-0.606

(過去5営業日)

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

実質金利はマイナス0.606%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。

 

原油

NY原油3月物は、0.25ドル安の85.55ドルにて終了。

 

 

EIA原油在庫が増加、利益確定売り優勢でした。

 

貴金属

<前日内部要因>

1月20日金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Feb-22

6,764

2,380

-11

Apr-22

6,761

1,939

-130

Jun-22

6,761

2,313

-10

Aug-22

6,755

6,097

-57

Oct-22

6,755

13,652

-808

Dec-22

6,759

17,182

745

合計

 

43,563

-271

 

昨日の金は、106円高6,759円にて終了。

取組はそこまで減っておらず、順調に先限取組が増えています。

 

<金市況>

昨晩のNY金4月物は、0.60ドル安の1,844.90ドルにて終了。

今朝の国内金は19円安6,740円で終了しています。

 

 

ドル安一服、上昇一服です。

 

 

SPDR:980.86トン(-0.58トン)

 

浪風語録「ETFには逆らうな」

 

<会員様>

 

白金

<前日内部要因>

1月20日白金相場表

限月

帳入値段

取組高

前営業日比

Feb-22

3,784

1,497

-87

Apr-22

3,790

6,606

-148

Jun-22

3,758

2,432

-28

Aug-22

3,764

4,993

-435

Oct-22

3,758

9,933

-920

Dec-22

3,749

8,981

-171

合計

 

34,442

-1,789

 

昨日の白金は、179円高3,749円にて終了。

取組は大幅減、高値買いの10月限とともに安値売りの8月限も減りました。

 

<白金市況>

昨晩のNY白金4月物は、22.40ドル高の1,050.80ドルにて終了。

今朝の国内白金は41円高3,790円で終了しています。

 

 

ロシア制裁→パラ65ドル上昇→プラチナ連れるの図式です、おそらく。

 

浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」

 

国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。

4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。

 

<会員様>

 

来週はいよいよFOMC週、夕方はパウエルさんへ喝を入れます。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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