欧州勢不在のなか、クロス通貨が伸びる展開

応援よろしくお願いいたします。

お問い合わせ(平日08:00～17:00)
大起証券㈱　Tel:06-6300-5757(代表)
谷本　憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

おはようございます。

注目経済指標

・米ダラス連銀製造業活動指数8.1(予想13.5 前回11.8)

ニュース、要人発言

中国西安

新型コロナウイルス封じ込め策として住民1300万人を対象にロックダウンを実施、26日遅くには大規模な消毒作業に着手

ラブロフ・ロシア外相

「ロシアの外交・防衛担当当局者が来月、米国と安全保障関連協議を行う見通しだ」

中国人民銀行　

「人民元レートの柔軟性を2022年は一段と向上させる」

「不動産セクターの健全な進展を促進する」

ジャビット英保健相

「新年前の追加規制の発表はない」

市況

東京前営業日比

	12/27 15:15	12/28 8:00	円換算
ドル円	114.47	114.84	0.37
NY金	1,810.75	1,812.75	28
NY白金	957.55	970.30	56

(時間は東京タイム)

新型コロナウィルス感染拡大が懸念されるものの、市場は楽観視。

年末を前に、ドル円は115円を伺う展開となっています。

クロス通貨が全般大きく伸びており、リスク選好の流れとなっています。

株式

ダウ：36,302.38ドル(+351.82)

ナス：15,871.26(+217.89)

ダウは終値ベースとしては11月9日以来の水準で引けており、コロナ感染拡大懸念が一服しています。

「ヒンデンブルグ・オーメン」が11月18日に続き、12月13日にも点灯しました。

※ヒンデンブルグ・オーメンとは

1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル

債券

米10年債利回り：1.476%(-0.017)

実質金利：-1.057%(-0.055)

今朝の期待インフレ率は2.533、前日より0.038上昇しています。

Date	NY金($)	実質金利(%)
12/20	1,794.60	-0.989
12/21	1,788.70	-1.010
12/22	1,802.20	-1.044
12/23	1,811.70	-1.002
12/27	1,808.80	-1.057

(過去5営業日)

右軸：実質金利(上下逆注意)

実質金利はマイナス1.057%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。

現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。

原油

NY原油2月物は、1.78ドル高の75.57ドルにて終了。

コロナ感染懸念が後退、需要回復見通しから「オミクロン第一報」時の価格を回復です。

貴金属

金

＜前日内部要因＞

12月27日金相場表

限月	帳入値段	取組高	前営業日比
Feb-22	6,652	2,883	-16
Apr-22	6,649	2,643	-92
Jun-22	6,647	2,351	5
Aug-22	6,644	7,077	-62
Oct-22	6,647	29,063	-1,031
Dec-22	6,650	2,819	1,766
合計		46,836	570

昨日の金は、9円高6,650円にて終了。

一部助かった10月限買い玉が、先限へ移行しました。

＜金市況＞

昨晩のNY金2月物は、2.90ドル安の1,808.80ドルにて終了。

今朝の国内金は31円高6,681円で終了しています。

株高原油高に連れ、しっかり推移です。

SPDR:973.63トン(変わらず)

浪風語録「ETFには逆らうな」

＜会員様＞

…

白金

＜前日内部要因＞

12月27日白金相場表

限月	帳入値段	取組高	前営業日比
Feb-22	3,545	1,987	-24
Apr-22	3,550	7,430	-245
Jun-22	3,540	2,798	-45
Aug-22	3,536	6,208	-121
Oct-22	3,537	16,455	-934
Dec-22	3,533	2,322	1,195
合計		37,200	-174