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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・米個人所得[前月比]0.4%(予想0.4% 前回0.5%)
・米個人支出[前月比]0.6%(予想0.6% 前回1.4%)
・米新規失業保険申請件数20.5万件(予想20.5万件 前回20.5万件)
・米PCEコア・デフレーター[前月比]0.5%(予想0.4% 前回0.5%)
・米新築住宅販売件数74.4万件(予想77.0万件 前回66.2万件)
・米ミシガン大学消費者信頼感指数70.6(予想70.4 前回70.4)
ニュース、要人発言
新華社
中国は貿易下支えに向けて人民元を基本的に安定維持する
通貨スワップ協定締結の観測
トルコ中銀がUAEやアゼルバイジャン中銀との通貨スワップ協定に関する交渉を進展させているとの報道、リラが大きく上昇
緊急使用を許可
米国は23日、メルクのコロナ経口薬の緊急使用を許可した
プーチン大統領
ウクライナを巡る緊張緩和にロシアが法的拘束力を持つ安全保障上の保証を求めていることについて、米国の反応は「肯定的」だと評価(ブルームバーグ)
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
クリスマス週の週末を控え、引き続き「オミクロン懸念後退相場」となっています。
ドル円は一時114円46銭まで上昇、株高などを背景に底堅く推移。
ユーロドルも一時1.13台中盤水準へ上昇、リスク選好の動きとなっています。
株式
ダウ：35,950.56ドル(+196.67)
ナス：15,653.38(+131.49)
「オミクロン株」に対する過度な警戒が後退しており、ダウは巻き戻し優勢です。
「ヒンデンブルグ・オーメン」が11月18日に続き、12月13日にも点灯しました。
※ヒンデンブルグ・オーメンとは
1937年にドイツで作られた悲劇の飛行船ヒンデンブルグ号になぞられた、米国株式市場のテクニカル的な株価暴落の前兆とされるシグナル
債券
米10年債利回り：1.493%(+0.041)
実質金利：-1.002%(+0.042)
今朝の期待インフレ率は2.495、前日より0.001低下しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス1.002%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油2月物は、1.03ドル高の73.79ドルにて終了。
株高などリスク選好に連れ、「オミクロン第一報」以来の水準を回復しています。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
12月23日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Dec-21 |
6,599 |
245 |
-23 |
|
Feb-22 |
6,627 |
2,954 |
-27 |
|
Apr-22 |
6,621 |
2,782 |
-30 |
|
Jun-22 |
6,618 |
2,372 |
-15 |
|
Aug-22 |
6,616 |
7,234 |
12 |
|
Oct-22 |
6,619 |
31,215 |
-969 |
|
合計 |
46,557 |
-1,029 |
昨日の金は、69円高6,619円にて終了。
利食い売りは出ましたが、先週末に増えた分が減っただけです。
＜金市況＞
昨晩のNY金2月物は、9.50ドル高の1,811.70ドルにて終了。
今朝の国内金は22円高6,641円で終了しています。
リスク選好から、金は上値追いとなりました。
SPDR:973.63トン(変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
12月23日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Dec-21 |
3,535 |
509 |
-13 |
|
Feb-22 |
3,577 |
2,050 |
-40 |
|
Apr-22 |
3,584 |
7,747 |
-70 |
|
Jun-22 |
3,570 |
2,920 |
-18 |
|
Aug-22 |
3,580 |
6,392 |
28 |
|
Oct-22 |
3,578 |
17,982 |
-1,218 |
|
合計 |
37,091 |
-1,318 |
昨日の白金は、145円高3,578円にて終了。
3,400円近辺の買い玉が、3,500円で降りました。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金4月物は、8.50ドル高の972.20ドルにて終了。
今朝の国内白金は22円高3,600円で終了しています。
この日も株高原油高に連れる展開、こちらもオミクロン前水準を回復です。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
市場はオミクロンに対する警戒を緩めていますが…。
※今晩のNYはおやすみです。
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谷本 憲彦
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