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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・ECB政策金利%(予想0.00% 前回0.00%)
・米消費者物価指数[前月比]0.6%(予想0.5% 前回0.8%)
・米消費者物価指数[前年比]5.0%(予想4.7% 前回4.2%)
・米新規失業保険申請件数37.6万件(予想37.0万件 前回38.5万件)
ニュース、要人発言
反外国制裁法
中国全人代常務委員会で10日、外国が中国を制裁した場合に報復する「反外国制裁法」が成立した
ECB
「政策金利を0.00%に据え置くことを決定」
「PEPPの規模を総額1兆8500億ユーロに据え置くことを決定」
「PEPPは少なくとも2022年3月末まで据え置く」
ラガルドECB総裁
「総合インフレ率は今後数カ月に上昇する公算大」
「基調的なインフレ圧力は依然として弱い」
「拙速な引き締めは経済成長とインフレへのリスクになる」
イラン制裁緩和で合意か
「米国がイランの元石油当局者やドバイの企業に対する制裁解除に合意」(報道)
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
注目の米CPIは前年比5.0%プラスと、市場予想を上回る結果に。
夏までは前年からのベース効果が期待できるとの指摘はある程度織り込まれていたようで、市場の反応は材料出尽くしからドル安に転じています。
ドル円は再び109円台前半へ沈み、ユーロドルは1.21台後半へ上昇しています。
株式
ダウ:34,466.24ドル(+19.10)
ナス:14,020.33(+108.58)
ダウは四日ぶり反発も上値の重い展開です。
IT・ハイテク株は、金利低下を追い風に堅調推移。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は一旦消滅です。
債券
米10年債利回り:1.435%(-0.056)
実質金利:-0.924(-0.086)
今朝の期待インフレ率は2.359、前日より0.034上昇しています。
(過去5営業日)
右軸:実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.924%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油7月物は、0.33ドル高の70.29ドルにて終了。
「イラン制裁緩和報道」時には一時68ドル台にまで下落しましたが、緩和期待維持期待から再び70ドル台で引けています。
貴金属
金
<前日内部要因>
6月10日金相場表
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
Jun-21 |
6,637 |
1,943 |
-43 |
Aug-21 |
6,627 |
3,215 |
0 |
Oct-21 |
6,628 |
2,195 |
-12 |
Dec-21 |
6,638 |
3,092 |
-10 |
Feb-22 |
6,637 |
9,718 |
+16 |
Apr-22 |
6,639 |
26,089 |
+173 |
合計 |
46,252 |
+124 |
昨日の金は、22円安6,639円にて終了。
この日も終盤下げ幅を広げましたが取組は減らず、買いはキープされているようです。
6,600円台中盤で、さらに買いが増えました。
<金市況>
昨晩のNY金8月物は、0.90ドル高の1,895.50ドルにて終了。
今朝の国内金は7円高6,676円で終了しています。
時間外取引では1,900ドルを回復しています。
来週FOMCが本番なのでCPIに対する反応は一時的としていましたが、賞味期限はほんの数分でした。
SPDR:1,043.16トン(+1.45トン)
浪風語録「ETFには逆らうな」
<会員様>
…
白金
<前日内部要因>
6月10日白金相場表
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
Jun-21 |
4,032 |
374 |
-5 |
Aug-21 |
4,019 |
670 |
-14 |
Oct-21 |
4,007 |
1,946 |
-22 |
Dec-21 |
4,013 |
3,647 |
-61 |
Feb-22 |
4,006 |
7,064 |
-151 |
Apr-22 |
4,010 |
21,987 |
+614 |
合計 |
35,688 |
+361 |
昨日の白金は、84円安4,010円にて終了。
終盤下げ幅を広げましたが、取組は直近最高を記録。
4,100円の買いが増えてまいりました。
<白金市況>
昨晩のNY白金7月物は、5.80ドル安の1,146.00ドルにて終了。
今朝の国内白金は58円高4,068円で終了しています。
一時1,124ドルまで下落しましたが、現在は再び1,150ドルを回復しています。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
<会員様>
…
FOMCへ向けて、立て直しです。
今朝のミナミ
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