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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・中国消費者物価指数[前年比]1.3%(予想1.6% 前回0.9%)
・中国生産者物価指数[前年比]9.0%(予想8.5% 前回6.8%)
・米MBA住宅ローン申請指数-3.1%(前回-4.0%)
・米EIA原油在庫 原油524.1万バレル減 クッシング16.5万バレル増
ニュース、要人発言
米上院、対中競争法案可決
アメリカ連邦議会の上院は、来季の北京五輪への「外交的ボイコット」を求める内容を含む、中国への対抗法案を賛成多数で可決した
中国国家発展改革委員会
「コモディティ価格や市場の動向監視を強化し、市場の秩序を維持していく」
BTCが決定通貨に、世界初
中米エルサルバドルの議会は9日、ビットコインを法定通貨として扱う法案を可決した
TikTokの禁止を撤回
バイデン大統領は、中国企業が運営するアプリ「TikTok(ティックトック)」と「ウィーチャット」に対するトランプ前政権時代の禁止令を取り消す(ブルームバーグ)
カナダ中銀政策金利
0.25%に据え置き、事前予想通り
北アイルランド問題、協議物別れ
英国とEUはきょう、北アイルランドの通商問題で協議を行ったが、解決策を見出すことができず物別れに終わった
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
来週開催予定のFOMCでの早期テーパリング協議期待剥落の動きから、米債利回りが低下。
ドル円も一時109円20銭近辺まで下押ししましたが、その動きも一服しています。
ユーロドルも1.21台後半での推移にとどまるなど、今晩のイベント待ちです。
株式
ダウ：34,447.14ドル(-152.68)
ナス：13,911.75(-13.16)
米債利回り低下を受け、銀行株などダウは下押し、ハイテクにはフォローでした。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は一旦消滅です。
債券
米10年債利回り：1.487%(-0.046)
実質金利：-0.838(-0.004)
今朝の期待インフレ率は2.325、前日より0.045低下しています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.838%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油7月物は、0.09ドル安の69.96ドルにて終了。
イベントを前に僅かに利食い売り優勢、一時70.62ドルまで上昇しています。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
6月9日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Jun-21 |
6,656 |
1,986 |
-7 |
|
Aug-21 |
6,655 |
3,215 |
0 |
|
Oct-21 |
6,659 |
2,207 |
+4 |
|
Dec-21 |
6,657 |
3,102 |
-2 |
|
Feb-22 |
6,659 |
9,702 |
+1 |
|
Apr-22 |
6,661 |
25,916 |
+267 |
|
合計 |
46,128 |
+263 |
昨日の金は、15円安6,661円にて終了。
先限以外は閑散としており、取組に変化は見られません。
6,600円台中盤で、買いが増えました。
＜金市況＞
昨晩のNY金8月物は、1.10ドル高の1,895.50ドルにて終了。
今朝の国内金は3円安6,658円で終了しています。
今週に入りNY金の出来高は低調、イベント前の調整が続いています。
SPDR:1,043.16トン(+5.83トン)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
6月9日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Jun-21 |
4,100 |
379 |
-20 |
|
Aug-21 |
4,102 |
684 |
-6 |
|
Oct-21 |
4,093 |
1,968 |
-1 |
|
Dec-21 |
4,103 |
3,708 |
-24 |
|
Feb-22 |
4,095 |
7,215 |
-31 |
|
Apr-22 |
4,094 |
21,373 |
+401 |
|
合計 |
35,327 |
+319 |
昨日の白金は、32円安4,094円にて終了。
終盤下げ幅を広げましたが、取組は直近最高を記録。
4,100円の買いが増えてまいりました。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、10.70ドル安の1,151.80ドルにて終了。
今朝の国内白金は20円安4,074円で終了しています。
1,150ドルが強烈な支持線となっており、なかなか抜けません。
浪風語録「初割れ買え、二度割れ売れ」
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
米10年債利回りは一時、先月「雇用統計ショック」以来の1.5%割れです。
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