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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・中国消費者物価指数[前年比]0.9%(予想1.0% 前回0.4%)
・中国生産者物価指数[前年比]6.8%(予想6.5% 前回4.4%)
・独ZEW景況感調査84.4(予想72.0 前回70.7)
ニュース、要人発言
ビルロワドガロー仏中銀総裁
ECBが異例の債券買い入れを早期に縮小し始める可能性があるとの見方は「全くの憶測だ」と述べた
日経平均大幅安
10日の日経平均株価は909円安、日銀はETF購入を控えたもよう
ブレイナードFRB理事
「インフレが続くリスクに注意が必要」
ボスティック・アトランタ連銀総裁
「FRBの対応を必要としない一時的インフレ上昇に期待」
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
「資産購入ペース縮小の議論は時期尚早」
ブラード・セントルイス連銀総裁
「パンデミックのトンネル内では政策の変更を行いたくない」
イーロン・マスク
約5,380万人のフォロワーに「テスラがどーじコインを受け入れることを望むか」と尋ねた
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
世界的株安の一服、ドル金利上昇を受け、ドル円は108円40銭台で下げ一服。
ドルに対してユーロが買われる展開が続いており、ユーロドルは1.21台後半を試す動き。
人民元の調整入りに注目、午後送信いたします。
株式
ダウ：34,269.16ドル(-473.66)
ナス：13,389.43(-12.43)
8年ぶりのインフレ率を抑え込みにかかることが警戒されており、株価は上値の重い展開。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は一旦消滅です。
債券
米10年債利回り：1.625%(+0.023)
実質金利：-0.916%(+0.018)
期待インフレ率の上昇が続いており、長期金利を押し上げています。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(%)(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.16%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油6月物は、0.36ドル高の65.28ドルにて終了。
パイプライン復旧見通しによる下げが一巡、買い戻し優勢となっています。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
5月11日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Jun-21 |
6,428 |
4,019 |
-116 |
|
Aug-21 |
6,430 |
5,744 |
-252 |
|
Oct-21 |
6,428 |
3,634 |
-153 |
|
Dec-21 |
6,427 |
5,789 |
-196 |
|
Feb-22 |
6,426 |
13,204 |
-1,010 |
|
Apr-22 |
6,427 |
11,913 |
+700 |
|
合計 |
44,303 |
-1,027 |
昨日の金は、4円安6,427円にて終了。
おそらく本日先2本の取組が逆転しそうな見込みで、発会から8営業日目での逆転となると昨年3月以来のスピード。
11、11、8営業日と続き、内部要因からはいつ調整があってもおかしくない状況です。
＜金市況＞
昨晩のNY金6月物は、1.50ドル安の1,836.10ドルにて終了。
今朝の国内金は2円安6,425円で終了しています。
前日に続き、証拠金減額による資金流入も観測されます。
いずれ1,850ドルトライの場面もありそうですが、3月第1週から数えて10週目。
高値形成の時間帯とも言えそうです。
会員様レポートでは、下落波動終了時期など日々お伝えしています。
SPDR:1,025.15トン(前営業日比変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
5月11日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Jun-21 |
4,363 |
443 |
+2 |
|
Aug-21 |
4,365 |
855 |
-5 |
|
Oct-21 |
4,351 |
2,119 |
-33 |
|
Dec-21 |
4,356 |
4,444 |
-223 |
|
Feb-22 |
4,358 |
11,215 |
-932 |
|
Apr-22 |
4,354 |
11,224 |
+691 |
|
合計 |
30,300 |
-500 |
昨日の白金は、42円安4,354円にて終了。
先月27日の新ポ発会以降7営業日目で、先2本の取組がついに逆転。
金同様、調整入りが懸念されます。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、24.30ドル安の1,241.20ドルにて終了。
今朝の国内白金は18円安4,336円で終了しています。
前日に高値更新に成功したNY白金でしたが、高値から一時65ドル下落するなど荒っぽい動きとなっています。
パラジウムは前日に上がった分だけ下落しています(42ドル安)。
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
新ポ4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
中国株が下がらない不思議。
なんの意味があるのやら…。
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