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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・独製造業PMI66.4(予想65.8 前回66.6)
・米製造業PMI60.6(予想61.0 前回59.1)
・米新築住宅販売件数102.1万件(予想88.5万件 前回84.6万件)
ニュース、要人発言
ロシア国防省
ウクライナ国境地帯に集結させていた軍部隊の撤収を始めたと発表した
ロシア中銀
政策金利を0.50%引き上げ5.00%にすることを決定した
バイデン氏、G7出席へ
ホワイトハウスは6月に英国で開催されるG7首脳会議にバイデン大統領が出席すると発表
市況
東京前営業日比
|
04/23 15:15 |
04/24 06:00 |
円換算 |
|
|
ドル円 |
107.92 |
107.87 |
-0.05 |
|
NY金 |
1,786.50 |
1,776.75 |
-34 |
|
NY白金 |
1,211.80 |
1,232.60 |
+70 |
(時間は東京タイム)
株式市場が上昇に転ずるなど、リスク選好の流れからユーロドルが2月以来となる1.21を記録、ドル安が進展しています。
ドル円は108円台を維持できず、上値の重い展開です。
株式
ダウ：34,043.49ドル(+227.59)
ナス：14,016.81(+198.40)
前日のキャピタルゲイン報道による下げは一服、ドル安によりIT・ハイテク株が牽引。
「ヒンデンブルグ・オーメン」は一旦消滅です。
債券
米10年債利回り：1.558%(+0.010)
実質金利：-0.780%(+0.012)
強い経済指標や株価上昇により債券は売られ、金利は上昇しました。
|
Date |
NY金($) |
実質金利(%) |
|
4/19 |
1,770.60 |
-0.751 |
|
4/20 |
1,778.40 |
-0.768 |
|
4/21 |
1,793.10 |
-0.779 |
|
4/22 |
1,782.00 |
-0.792 |
|
4/23 |
1,777.80 |
-0.780 |
(過去5営業日)
実質金利はマイナス0.780%へ上昇、NY金に対する下落圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油6月物は、0.71ドル高の62.14ドルにて終了。
経済指標を好感し株式市場は上昇、原油価格も再び62ドル台復帰です。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
4月23日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Apr-21 |
6,192 |
395 |
-25 |
|
Jun-21 |
6,200 |
4,966 |
-53 |
|
Aug-21 |
6,205 |
7,046 |
-10 |
|
Oct-21 |
6,205 |
4,936 |
-12 |
|
Dec-21 |
6,202 |
9,172 |
+140 |
|
Feb-22 |
6,198 |
21,044 |
-691 |
|
合計 |
47,559 |
-651 |
昨日の金は、13円安6,198円にて終了。
午前中6,200円を捉えた時点でやや買いが降りた程度、取組がやや減っています。
サヤに変化も見られず、大きなポジション変化はなかったと思われます。
＜金市況＞
昨晩のNY金6月物は、4.20ドル安の1,777.80ドルにて終了。
今朝の国内金は33円安6,165円で終了しています。
債券利回り上昇が下押し要因。
上昇3波終了から下落波動スタートへの転換期との見通しは変わらず。
会員様レポートでは、下落波動終了時期など日々お伝えしています。
SPDR:1,021.70トン(前営業日比変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
4月23日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Apr-21 |
4,189 |
750 |
+13 |
|
Jun-21 |
4,196 |
461 |
-2 |
|
Aug-21 |
4,179 |
983 |
-1 |
|
Oct-21 |
4,182 |
2,269 |
+1 |
|
Dec-21 |
4,194 |
6,214 |
-62 |
|
Feb-22 |
4,200 |
22,176 |
-120 |
|
合計 |
32,853 |
-171 |
昨日の白金は、4円高4,200円にて終了。
終日4,100円台後半での推移にとどまっており、出来高も盛り上がりませんでした。
取組、サヤに変化は見られず、個人は高水準の買い玉を維持していると思われます。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、24.60ドル高の1,233.10ドルにて終了。
今朝の国内白金は52円高4,252円で終了しています。
一時4,294円まで上昇、ペナント上抜け感もあります。
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
新ポ4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
来週はイベント週、まずは日銀会合、貴金属納会です。
私が住む大阪は明日から緊急事態宣言下となりますので、今日はなるべく家族サービスです。
今週もありがとうございました。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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