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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定（貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
おはようございます。
注目経済指標
・欧州中銀政策金利0.00%(予想0.00% 現行0.00%)
・米新規失業保険申請件数54.7万件(予想61.0万件 前回58.6万件)
・米シカゴ連銀全米活動指数1.71(予想1.25 前回-1.20)
・米景気先行指標総合指数[前月比]1.3%(予想1.0% 前回-0.1%)
・米中古住宅販売件数601万件(予想611万件 前回624万件)
・ユーロ圏消費者信頼感-8.1(予想-11.0 前回-10.8)
ニュース、要人発言
ECB
「政策金利を現行の0.00%に据え置くことを決定」
「PEPP(パンデミック救済基金)の購入ペースを加速させることを確認」
ラガルドECB総裁
「経済は堅調な回復を見込む」
「インフレ見通しに対する為替レートの影響を注視」
「PEPP段階的縮小の議論はしなかった」
「米国とユーロ圏の経済は同じステージではない、ECBの金融政策はFEDと同じようには進まないだろう」
ロシア国防省
ウクライナ国境付近に派遣していた舞台に対し、5月1日までに撤収するよう命じた
バイデン氏、キャピタルゲイン増税提案へ
バイデン米大統領は、所得が100万ドルを超える富裕層に対するキャピタルゲイン課税の税率を39.6%と、現行の2倍近くに引き上げることを提案する見通しだ（ロイター)
市況
東京前営業日比
(時間は東京タイム)
注目のECBでは、引き続きドルとは違う路線を踏襲とのこと。
ユーロドルは一時1.20を割り込むなど、再び下方向のバイアスがかかり始めています。
NY午後になると、最大43.4%となるキャピタルゲイン増税報道を受け、為替相場では円買いドル買いが進展、ユーロ円は130円をしっかり割り込んでいます。
株式
ダウ：33,815.90ドル(-321.41)
ナス：13,818.41(-131.80)
キャピタルゲイン増税報道に反応しました。
3月24日に「ヒンデンブルグ・オーメン」が再点灯、警戒が必要です(4月23日まで)。
債券
米10年債利回り：1.550%(-0.016)
実質金利：-0.792%(-0.013)
キャピタルゲイン増税報道を受け、リスク回避の流れから債券は買われました。
(過去5営業日)
右軸：実質金利(%)(上下逆注意)
実質金利はマイナス0.792%へ低下、NY金に対する上昇圧力となります。
現在の実質金利はマイナス圏ですが、いずれプラス圏へ浮上する見通しです。
原油
NY原油6月物は、0.08ドル高の61.43ドルにて終了。
前日の大幅下落を受けた買い戻し優勢でしたが、上値は重く推移しています。
貴金属
金
＜前日内部要因＞
4月22日金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Apr-21 |
6,229 |
420 |
-14 |
|
Jun-21 |
6,233 |
5,019 |
-84 |
|
Aug-21 |
6,229 |
7,056 |
-63 |
|
Oct-21 |
6,217 |
4,948 |
-28 |
|
Dec-21 |
6,215 |
9,032 |
-465 |
|
Feb-22 |
6,211 |
21,735 |
-57 |
|
合計 |
48,210 |
-711 |
昨日の金は、8円高6,211円にて終了。
前日夜に一代高値を更新、7,000枚近くの出来高、寄り付いてから上海スタートまでで4,000枚、引けにかけて3,500枚出来ています。
主に日計り、12月限買い玉が一部降りています。
＜金市況＞
昨晩のNY金6月物は、11.10ドル安の1,782.00ドルにて終了。
今朝の国内金は18円安6,193円で終了しています。
ドル高株安が下押し要因。
上昇3波終了から下落波動スタートへの転換期との見通しは変わらず。
会員様レポートでは、下落波動終了時期など日々お伝えしています。
SPDR:1,021.70トン(前営業日比変わらず)
浪風語録「ETFには逆らうな」
＜会員様＞
…
白金
＜前日内部要因＞
4月22日白金相場表
|
限月 |
帳入値段 |
取組高 |
前営業日比 |
|
Apr-21 |
4,197 |
737 |
+9 |
|
Jun-21 |
4,192 |
463 |
+2 |
|
Aug-21 |
4,193 |
984 |
±0 |
|
Oct-21 |
4,199 |
2,268 |
-1 |
|
Dec-21 |
4,193 |
6,276 |
-26 |
|
Feb-22 |
4,196 |
22,296 |
-175 |
|
合計 |
33,024 |
-191 |
昨日の白金は、40円高4,196円にて終了。
こちらも金同様、前日晩に2,000枚ほど、そして昨日午前中に同枚数出来ています。
結果的には一部買い玉が降りていますが、なんといっても個人買い4,000枚は多い。
＜白金市況＞
昨晩のNY白金7月物は、6.20ドル安の1,208.50ドルにて終了。
今朝の国内白金は11円安4,185円で終了しています。
ペナント形成がやや鮮明になっており、「納会新ポ」あたりから抜けそうです。
国内白金内部要因を考慮すると、上値の重い動きが続く見通しです。
新ポ4月限では「3,000円割れ」などという試算も出ており、引き続き買いはお勧めしにくいのが現状です。
＜会員様＞
…
今晩のNY市場までは、ヒンデンブルグ・オーメン警戒です。
来週はイベント目白押し週ですので、連休前ラストがんばりましょう。
本日もよろしくお願いいたします。
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