一歩引いて、長期見通しを確認します。
メリマンサイクルによると、NY金のサイクルは約8.5年平均だそうです。
前回サイクルはリーマンショック時の2008年10月安値680ドルから始まり、2015年11月トランプ氏当選直後に記録した安値1,051.60ドルまでの7年1ヶ月。
現在のサイクルはここからスタートしており、サイクル終了は2023年末と予想されます。
8.5年サイクルはさらに2~3つのサイクルに分けられますが、最初の小サイクルボトムは2018年8月「トルコショック」時の1,167.60ドルと推測されます。
ここまでに要した日数は2年9ヵ月。
というわけで、2018年8月から2年9ヵ月後の2021年5月が、次のターゲットになります。
いつも見通しで「5月までに~」としていた根拠の一つです。
5月を迎えるにあたってのポイントは、「6月限納会指示日」です。
ここまでにある程度投げが出た場合、二つ目の小サイクルボトムと解釈します。
ちなみにサイクル理論には「オーブ」なるものが存在し、サイクル期間の6分の1はズレる可能性が常にございます。
で、いつもの見通し。
4月限が一代安値5,746円を更新した場合は5,500円、NY1,500ドルが次のターゲットです。
逆に2月限一代高値6,161円を抜いた場合は、「ゲームストップ株」騒動時の6,270円まであるかもしれません。
最終的には昨年の4,800円が目標ですが、今年5月がリミット、それまでになければ下落サイクル終了と判断いたします。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員
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