【白金】12月限が2番限へ昇格する件 | 浪風谷本

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本日は貴金属納会日でした。

今回取り上げたいのは、白金12月限取組。

これまでにも何度か取り上げてまいりましたが、白金12月限取組が多すぎます。

昨日25日終了時点での12月限取組は3,150枚、2月限よりも多く、4月限とほぼ同じです。
12月限取組が多い背景を、5月19日記事で触れています。

 

昨年12月25日に12月限が発会、次の2月限が発会する直前まで一般買い越しが増加。

3,400円近辺での買いポジションとなっています。

順調に占有率を増やし、2月限に引き継いだ途端、急落に見舞われました。

3月17日急落により、12月限も当然一部投げさせられました。

しかし、昨日時点で5,922枚が生き残っています!

総取組が減り続けるなか、むしろ12月限の存在感が増しているようです。

 

昨年末の「南ア電力事情」を背景に上昇した流れで発会したため、未だ高値の玉が残っています。

証拠金引き上げなどから白金総取組は減少傾向にありますが、12月限はしぶとく残っています。

そして12月限は、明日から2番限となります。

 

前回6月納会までの過去7年間「2番限納会占有率」は、次の通りです。

 

 

めぼしい納会日は2013年10月(11.77%)、2015年4月(11.26%)、2016年4月(13.52%)、2017年12月(13.99%)、2018年12月(14.96%)などですが、それぞれがどのタイミングで出現したか。

 

基本的に個人投資家は、白金に関しては「買いポジション」で取り組みます。

2番限まで玉が残った場合、それは「買い」が残っているケースが多いようです。

明日から2番限となる12月限の占有率は、昨日現在で13.61%

現在のところ、3番目に高い水準です。

金6月限とともに、白金12月限占有率にも注目していただけると幸いです。

 
 

お読みいただき、本当にありがとうございます。

清き1票をよろしくお願いいたします。

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員