【45日ルール】NY金もそろそろ減るタイミングか | 浪風谷本

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ヘッジファンドとは

さまざまな取引手法を駆使して、市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンド。広く一般から募集される投資信託とは違い、出資できる人間は限られる(私募)。

 

ヘッジファンドが運用する資金はとても大きく、その資金が引き揚げられるとなるとそれなりに市場への影響も懸念されます。

市場への影響を配慮し、ファンドを解約する場合は締め切りの45日前までとされています。

これを「45日ルール」と呼びます。

あくまで「一般的」な話ではありますが、3の倍数月を締めとするケースが多いため、2、5、8、11月中旬はそれなりに警戒されます。

セルインメイ」も、45日ルールを警戒するアノマリーの一つです。

 

我らがNY金も2年前のお盆に急落、当時8万枚ほど買い越しだったファンドは降りに降りて、ついには売り越しとなりました。

 

 

今年も2月18日時点で過去最高35万枚規模だった買い越しが、1ヶ月ほどかけ28万枚にまで減りました。

 

 

日本時間昨日早朝に公表されたCFTC建玉明細によると、NY金大口投機玉買い越しは250,004枚。

前週と比べ、12,725枚減です。

今週末15日が45日ルールの期限ですので、ここから順当にファンド買い越しが減ってくれるかどうか。

期待しましょう。

 

 

お読みいただき、本当にありがとうございます。

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員