【東京金】証拠金が高いわりに、取組が多すぎる件 | 浪風谷本

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東京金総取組枚数が、増加の一途を辿っています。

 

(右軸:総取組枚数)

昨日終了時点で98,286枚となり、今年の最高枚数です。

2018年11月20日以来の数字です。

ちょうど1年前ですが、2018年11月も似たようなかんじでした。

 

(右軸:総取組枚数)

11月13日に99,021枚を記録した後取組は一気に減少、値段が上昇すると買い方が降りるためです。

東京金は取組ピーク時に安値4,370円を記録した後、上昇に転じています。

東京金と総取組は逆相関、買い人気と総取組は順相関でした。

東京金の代わりに、一般投資家買い越し比率を掲載してみます。

 

総取組は、買い人気のバロメータでした。

2019年に戻ります。

 

今年も取組が増えるに連れ、一般投資家買い越し比率も増えてきました。

2018年当時の東京金プライス・スキャンレンジは78,000円でしたので、現在の取組は当時の1.3倍ぐらいと考えても差し支えありません。

 

今後の東京金上げ下げは別として、取組はいったん減る領域ではないでしょうか。

ただし、決して価格の上昇のみを想定しているわけではありません。

価格下落による「投げ」も有り得ますので。

 

今回「ひょっとしたら」証拠金を下げてくれるのではと期待しましたが、残念ながら来月からの証拠金に変更はありません。

 

証拠金が高い割に取組が多すぎる現在の東京金相場に、かなり疑問を持っています。

取組の伸びが鈍化してまいりましたので、特に注意しましょう。

4、6月限のバイカイ落ちが出ると問題解決ですが、ひょっとしたら…。

 

少し早いですが、明日は「12月注目イベント」、木曜日は「感謝祭」、金曜日は再び「金ローアノマリー」の予定です。

 

 

お読みいただき、本当にありがとうございます。

清き1票をよろしくお願いいたします。

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員