光文事件とは
大正15年12月25日未明、大正天皇の崩御直後に毎日新聞の前身である東京日日新聞は、他紙に先駆けて「新元号は光文」と号外で報じた。しかし、政府は新元号を「昭和」と発表。スクープが一転、歴史に名を残す大誤報となってしまった事件。
先月28日記事の中で、世紀の大誤報の一例として「光文事件」をご紹介いたしました。
当時宮内省から「昭和」「神化」「元化」、内閣から「立成」「定業」「光文」「章明」「協中」と計8案が出されましたが、内閣案はすべて却下。
結果宮内省案の中から「昭和」が選びだされたため、「光文」は誤報だったというのが定説です。
しかし中島利一郎氏(元宮内省臨時帝室編修局編修官補)は後に「事前に新聞によって発表されたため、(新元号は)昭和になった」という主旨の発言をしており、誤報ではなかったとの解釈もあります。
しかも64年後に毎日新聞だけ、新元号「平成」をスクープしています。
いち早く新元号を知りたい方は、毎日新聞をチェックするのがよいかもしれませんね。
ちなみに247にも上るこれまでの元号に使用された漢字のうち、ベスト16は次の通りです。
「永」「元」「天」「治」「応」「正」「長」「文」「和」「安」「延」「暦」「寛」「徳」「保」「承」
オリンピックや万博が予定されているから、分かりやすく「友達」とか「元気」といった明るい元号にならないかなと考えます。
平成は来年4月30日で終了、翌5月1日からは新しい元号になります。
追伸
先日のサンスポによる「FA西、阪神入り決断! 虎、資金面劣勢もタカに勝った」も誤報でした…。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員