「貴金属底打ち場面では金白金価格差広がる」説 | 浪風谷本

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二日前の記事にて、以下のように書きました。

 

特に7月3日水準にまで委託買いが膨らんだ場合は、下値警戒を緩めるわけにはいかないでしょう。

その場合の目途は、委託買い越し5万枚、取組6万枚、金白金価格差1,500円ぐらいでしょうか。

 

委託買いが膨らんだ場合は下値に警戒しましょうということでしたが、現実は「投げも出ているのに下げが続く」となっています。

まったくもって予想の斜め上を行っていますが、せっかくなので金白金比差に注目しましょう。

 

最近の貴金属相場の傾向でしょうか、ボトムを付けるときの最後の下げは白金の方が大きいようです。

イメージだけなのかもしれませんので、直近のボトム過去3回分を見てみます(終値で検証)。

 

2017年12月

12月15日に金4,520円、白金3,184円で底打ち、金白金比差は1,336円で最大

 

2018年3月

3月19日に金4,439円、白金3,212円で底打ち、金白金比差は1,227円でピークとはならず

 

2018年7月

7月3日に金4,414円、白金2,888円で底打ち、金白金比差は1,526円で過去最大

 

白金価格が安すぎるためなのか、金に比べ白金の方が投げが出やすいのでしょうか。

特に大相場のあとの底打ち局面において、白金の投げが大きいように思われます。

本日の終値は、東京金55円安4,182円、白金42円安2,771円、金白金比差は1,411円となっています。

大底であったのかどうかは分かりませんが、当サイトは買いそびれました見送りました。

 

 


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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員