【悲報】新興国通貨の下落、ハンパない | 浪風谷本

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【昨日発表された主な経済指標】

・中国消費者物価指数2.1%(予想2.0%  前回1.9%)

・中国生産者物価指数4.6%(予想4.5%  前回4.7%)

・米新規失業保険申請件数21.3万件(予想22.0万件  前回21.9万件)

・米生産者物価指数[前月比]0.0%(予想0.2%  前回0.3%)

・米卸売在庫0.1%(予想0.0%  前回0.0%)

 

【発言、ニュースなど】

ロウハニ・イラン大統領

李容浩・北朝鮮外相と会談し、米国は信用できないとの認識を示した

ロシア政府

米政府が8日発表したロシアへの新たな制裁についてロシア大統領府のペスコフ報道官は、「違法で国際法に則っていない」と指摘

エバンス・シカゴ連銀総裁

「経済が作り出すインフレ2%の目標に向けて近付いている」

「今年はあと1-2回の利上げを予想」

 

【為替】

昨日の為替市場では特に新興国通貨の下落が目立ちました。

 

 

9日10:00

10日06:00

変動率(%)

EUR/USD

1.16075

1.15250

-0.71

GBP/USD

1.28726

1.28202

-0.41

AUD/USD

0.74276

0.73703

-0.77

NZD/USD

0.66746

0.66103

-0.96

RUB/USD

0.01526

0.01499

-1.77

TRY/USD

0.1883

0.1804

-4.20

(時間はいずれも日本時間)

 

特にロシアルーブルトルコリラの下落が目立っており、米国による制裁が効いていると言えます。

 

【債券】

米債2年物利回り2.647(-0.020)、10年物利回り2.928(-0.032)

利回り格差28(前日30)

期待インフレ率2.111(-0.016)

ISD1.807(-0.006)

新興国通貨の下落を受け、債券が買われる動きとなりました。

 

【株式】

ダウ25,509.23ドル(-74.52)

ナスダック7,891.78(+3.46)

好調な企業業績の一方で貿易摩擦激化も懸念されており、ダウは利益確定売りが優勢となりました。

 

【貴金属】

NY金12月物は前営業日比1.10ドル安の1,219.90ドルにて終了。

今朝は東京金が8円安4,321円、東京白金は1円安2,978円にて終了しています。

SPDR786.08トン(前営業日比変わらず)

GSR78.90(前営業日比-0.22)

昨晩は「内部要因」更新が遅くなり、誠に申し訳ありませんでした。

 

【原油】

NY原油9月物は前営業日比0.13ドル安の66.81ドルにて終了。

貿易戦争激化懸念などから、続落となりました。

 

【本日予定のイベント、経済指標】17:30  英GDP

08:50  日本GDP、国内企業物価指数など

10:30  豪中銀四半期金融政策報告

13:30  日本第三次産業活動指数

16:00  トルコ経常収支

17:30  英GDP、鉱工業生産など

21:30  米消費者物価指数

27:00  米財政収支

 

新興国通貨の下落が鮮明となる中、現在日米による通商協議が行われています。

警戒しすぎるのも問題ですが、現在の新興国通貨下落に対して楽観的になれるでしょうか。

メキシコ通貨危機のとき、ルービン財務長官(当時)はドル高を推し進めることにより、危機から米国を守ったとか守らなかったとか…。

ヒンデンブルグ・オーメンも再点灯です。

今晩は米国消費者物価指数ですが、夕方は久々のジブリです。

 

本日もよろしくお願いいたします

 


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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員