おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・独製造業PMI56.9(予想57.3 前回55.9)
・ユーロ圏製造業PMI55.1(予想55.1 前回55.1)
・英製造業PMI54.0(予想54.2 前回54.3)
・印中銀政策金利6.50%(予想6.50% 現行6.25%)
・MBA住宅ローン申請指数-2.6%(前回-0.2%)
・米ADP雇用統計21.9万人(予想18.6万人 前回18.1万人)
・米製造業PMI55.3(予想55.5 前回55.5)
・米ISM製造業景況指数58.1(予想59.4 前回60.2)
・米建設支出-1.1%(予想0.3% 前回1.3%)
・EIA原油在庫 原油380.3万バレル増 クッシング133.8万バレル減
・FOMC政策金利1.75-2.00%(予想1.75-2.00% 現行1.75-2.00%)
・ブラジル中銀政策金利6.50%(予想6.50% 現行6.50%)
【発言、ニュースなど】
トルコ制裁
米国はトルコへの制裁実施の場合に対象とする団体や個人のリストを準備している(ブルームバーグ)
ライトハイザーUSTR代表
「米国は中国に不公正な慣行停止促す」
「米国は引き続き中国と交渉の用意」
「中国の関税報復は違法」
対中制裁関税
トランプ米政権は1日、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に課す制裁関税を当初案の10%から25%に引き上げることを検討していると発表した(時事通信)
FOMC声明
・経済活動の表現を「底堅い」から「力強い」に変更
・「金融政策は緩和的」を残す
・決定は全会一致(8-0)
【為替】
昨日のドル円相場は(日本の国債利回りが上昇しているにもかかわらず)、一時112円15銭まで上昇。
先月20日以来となる112円台乗せでした。
ユーロドルもNY入り後は上値の重い動きが続き、1.17を維持できません。
トルコリラも安値更新となっています。
今晩は英中銀政策金利発表を含む「スーパーサーズデー」ですが、昨日発表の英指標も芳しくなく、25bp利上げ予想の政策金利発表に注目が集まります。
利上げできなかったら、ポンドドルは再び1.3の攻防が意識されてしまいます…。
FOMC前後の動き
・ドル円111円69銭→111円39銭→111円70銭
・ユーロドル1.1666→1.1677→1.1663
・ユーロ円130円25銭→130円02銭→130円22銭
たいして動きませんでした。
【債券】
米債2年物利回り2.678(+0.008)、10年物利回り3.001(+0.041)
利回り格差32(前日29)
期待インフレ率2.136(+0.009)
ISD1.813(-0.023)
米国財政懸念から債券は売られ、金利は上昇いたしました。
【株式】
ダウ25,333.82ドル(-81.37)
ナスダック7,707.29(+35.50)
貿易摩擦懸念から、ダウは下落しました。
【貴金属】
NY金12月物は前営業日比6.00ドル安の1,227.60ドルにて終了。
今朝は東京金が31円安4,358円、東京白金は74円安2,937円にて終了しています。
SPDR796.96トン(前営業日比-3.24トン)
GSR79.44(前営業日比+0.15)
今年のSPDR最少は、7月16~18日の794.01トンです。
【原油】
NY原油9月物は前営業日比1.10ドル安の67.66ドルにて終了。
EIA在庫統計による在庫増を嫌気し、続落となりました。
【本日予定のイベント、経済指標】
10:30 豪貿易収支
20:00 英中銀政策金利、議事録、四半期インフレ、カーニー英中銀総裁会見
21:30 米新規失業保険申請件数、小売売上高
23:00 米耐久財受注、製造業受注指数
昨日夕方「今晩のFOMC以降利回り格差が縮小するかに注目」を更新しました。
利上げ終盤戦の織り込み具合の見極めについては、今後もしっかり追いかけてまいります。
夕方は予告通り「東京金2018年8月限」です。
本日もよろしくお願いいたします。
お問い合わせ Tel:0120-448-520
(平日8:00~17:00)
日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員