おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・米新規失業保険申請件数22.2万件(予想21.5万件 前回21.1万件)
・フィラデルフィア連銀景況指数34.4(予想21.0 前回23.3)
・米景気先行指標総合指数0.4%(予想0.4% 前回0.4%)
【発言、ニュースなど】
英首相府当局者
関税同盟に残る用意との観測を否定
メルケル独首相
「欧州連合(EU)は貿易障壁の撤廃に向けて米国と話し合うことに前向きだが、それには米国がEU製鉄鋼・アルミニウムに関税を課さないことが条件」
政策プログラムで最終合意
イタリア、五つ星と同盟が政策プログラムで最終合意と正式発表、五つ星と同盟の最終合意に2500億ユーロの債務減免要求は含まれず
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「我々は経済に大きなバブルを認識していない」
ノボトニーECB理事
「金融政策の正常化をあまり長く待つべきではない」
カプラン・ダラス連銀総裁
「2018年の2.5-2.75%程度の経済成長を依然として確信」
「米国のリセッションを意識していない」
トランプ米大統領
「北朝鮮への非核化アプローチでリビア方式含まれず」
「金委員長は引き続き北朝鮮を統治する」
「北朝鮮への非核化アプローチでリビア方式は含まれない」
「中国との貿易交渉、成功しないかもしれない」
【為替】
ドル円は前日高値110円40銭で頭を抑えられる動きでしたが、欧州入りしてからはポンド安ドル高の動きもあり再びドル高トレンドへと回帰しています。
今年1月23日以来となる111円台回復なるか、注目です。
ユーロドルは1.17台後半まで再度下落するなど軟調な動きですが、ユーロ円は130円台しっかり。
ドル最強ですね。
【債券】
米債2年物利回り2.569(-0.016)、10年物利回り3.111(+0.015)
利回り格差54(前日51)
期待インフレ率2.190(-0.009)
ISD1.648(-0.040)
利回り格差は4月26日以来の水準、10-5利回り格差は5月7日以来の17bp。
いっぱいいっぱいだと思うのですがね。
【株式】
ダウ24,713.98ドル(-54.95)
ナスダック7,382.47(-15.82)
原油価格の動きになびいた動きとなっており、米中貿易協定待ちのようです。
【貴金属】
NY金6月物は前営業日比4.90ドル安の1,289.40ドルにて終了。
今朝は東京金が17円高4,590円、東京白金は14円高3,184円にて終了しています。
SPDR865.89トン(前営業日比変わらず)
GSR78.24(前営業日比-0.65)
利回り格差から考えると軟調な動きが予想されます。
期待インフレ率も低下しており、NY金は本当に正念場です。
正念場としたのはユーロにやや下げ止まり感が出たこと、利回り格差54は前回の戻りラインであること。
また、前日に10,758枚まで拡大した東京金外国業者経由売り越しですが、昨日は10,098枚まで縮小。
昨日の東京白金一般投資家買い越しは47,952枚となっており、5月8日46,383枚を更新しました。
取組も65,170枚で、2017年8月9日以来となっています。
【原油】
NY原油6月物は前営業日比変わらずの71.49ドルにて終了。
一時3年半ぶりとなる72ドル台まで上昇しており、底堅さがうかがえます。
一方でロシアゲートが終わりそうな予感もしており、原油の下げ圧力ではないかと考えます。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本全国消費者物価指数
15:00 独生産者物価指数、卸売物価指数
16:00 メスター・クリーブランド連銀総裁講演
18:00 ユーロ圏貿易収支
22:15 カプラン・ダラス連銀総裁講演、ブレイナードFRB理事講演
今晩はジブリです。
米債利回りも気になりますが、とりあえずは明日朝公表のCFTCを確認しましょう。
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員