昨日夕方記事で、私は次期FRB議長に関して次のように書きました。
トランプ政権はドル安政策を志向していると思われるため、そういう人選になると思います。
10月2日「ラピュタアノマリー」不発…(買い方戯言)でも書きました。
ケビン・ウォーシュ氏の可能性は低いか。
先週末、待ちに待った「次期FRB議長」に関する報道が出てまいりました(記事)。
次期FRB議長の人選はFRB株主や現政権によるドル政策方針、中国共産党大会の行方によるため、
現段階ではかなり流動的と言えるでしょう。
前回はサマーズ元長官が議会の信任を得ることができず(仕方なく)イエレンさんになったことから、
議会情勢も議長人選に大きな影響を及ぼすことが理解できるでしょう。
とはいえ市場の最大関心事の一つであり、当サイトも特に議会証言以降楽しみにしておりました。
そしてどういった人物が議長に最適なのかも考えてまいりました。
断っておきますが、あくまで「流動的」です。
来年のプロ野球の優勝チームを占う感覚でお読みください。
まず米国は「地球一の債務国」(たぶん)であるということ。
そしてトランプ政権の目玉は「大型インフラ投資」であること。
さらに「大型減税」を予定していること。
共和党の政策にはそぐわないかもしれませんが、このままだと必ず政府支出が増えますね。
政府支出が増えるとどうなるのかと言えば…、ご存じのとおり貿易収支が悪化し双子の赤字完成。
(例の国内所得、家計消費、企業投資、政府支出、貿易収支の関係式です)
クルーグマンが双子の赤字が維持不可能となる条件として、
「長期金利が名目成長率を上回る」と警告したことは有名です。
となると、積極的に金融引き締めを行う候補者はオミットされます。
引き締め策をけん引してきたフィッシャー副議長が辞任するのも、こういった表れと考えられます。
以上のことから実はイエレン議長が最適ではないかと考えておりました。
なんといっても彼女は今年2月まではバリバリのハト派でしたから。
といったことを考えておりましたが、上には上がいるものです。
なんとカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の名前が挙がっています(ソース)。
読み進めると「コチャラコタ前総裁」の名前も挙がっておりました。
コチャラコタさんはいつも突拍子もないことを言ってましたが、僕にとっては「ゆるキャラ」的存在でした。
本日は別のネタの予定でしたが、面白かったので急遽差し替えました。
乱筆乱文失礼いたしました。
※「上には上がある」としたのは、トムとジェリーデビュー作へのオマージュ
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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、オプション)、証券一種外務員
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