第十幕:ウェルビーの模擬訓練「オフィスワークシミュレーション」のメリットデメリット | 孫悟大のブログ

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今回は毎週金曜日の午前中二時間使う全てのセンター共通で行われている模擬の企業を想定した訓練「オフィスワークシミュレーション」について語らせていただきます。ここから先はフルネームだと長いので、「OWS」と省略させていただきます。

 

で、OWSの解説は目のブログでも言いましたが改めて説明すると1週間のカリキュラム「ビジネスマナー」・「ソーシャルスキルトレーニング」・「就活プログラム」・「認知行動ワーク」・「WIT」から学んだ全ての知識を総動員させる総合的訓練です。職員が各課の上司となり、わざと「曖昧」かつ「僅かな」命令しか与えず「報連相」と「メモ書き」を徹底させ、また同じ課に配属となった利用者同士の連携も高めて、実際の企業の現場でもOWSの時同様に動ける様にするのが目的でした。「課の異動」は三ヶ月毎で、その時その利用者に必要な素養や「個別支援計画」に基づいた達成目標に必要な要項に合った課に職員会議の下異動となります。なので、もし「個別支援計画」の内容が変わった利用者は色々な課に転々としますが、もし「個別支援計画」の内容が継続な場合はずっと同じ課に駐在する事にもなります。実際、俺は去年の4月~12月迄ずっと同じ課に駐在していました。それについては後で触れます。

 

俺が通所していた事業所では「4つの課」がありました。「1.総務課・2.庶務課・3.広報課・4.企画課」でした。

 

全体的なメリットとしては、「報連相」を徹底してるだけあって本当に指示が大雑把に命令されたり、命令の際に詳細を省かれたり、わざと情報量多く命令されたりしたので、命令後に「相談」する事を覚えました。また、命令された内容を二時間で仕上げなければならない切羽詰まった精神状態だと「報告」を怠ってしまい、最後の五分の「振り返り」の時間で同じ課の利用者達の前で「報告」を「怠った」事を「吊し上げ」された後、もし自分の配属先の上司役の職員が「個別担当職員」だった場合、即お昼休憩返上で「面談室行き」からの説教だったので、細かく「報告」を行うクセも付けました。全体的なメリットはそれぐらいですね。では、次から一つずつ解説させていただきます。

 

1.総務課

まず最初の課が「総務課」です。「総務課」のメインの訓練内容はデメリット前編でも触れましたが「電話応対訓練」と同時進行で「パソコン作業」でした。やってる内容は「THE事務作業」でした。

総務課の流れを説明すると、まず全体的な朝礼が終わったら必要最低限の筆記用具・メモ・付箋を持って、後は利用者スペースに残して職員席に移動します。そして職員席に着席したら、上司役職員からその日の訓練内容の説明が始まりました。訓練内容の説明は時期によって変わり、総務課配属初日~配属一か月目迄は「電話応対訓練」の読み合わせ訓練の説明で、「電話応対訓練」開始~総務課配属最終日迄はその日の「電話応対訓練」のノルマの説明・「電話応対訓練」を拒否してる事業所のアナウンス・各利用者達のパソコン作業の内容確認でした。

「電話応対訓練」に関してはデメリットの回で触れたのでここにアクセス出来る様にしておくのでそちらを読んで下さい。

また、たまたま「電話応対のマニュアル」が見つかったので載せておきますね。












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・電話応対訓練のデメリットについて触れた回:

 

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で、同時作業で行う「パソコン作業」については「利用者」の自由でどんな「パソコン作業」も行えました。例えば、就活の時期に入ってない利用者は二時間「パソコン作業」として「PC 訓練」の「どれでも」選択可能で、就活時期の利用者は「応募書類作成もしくは編集作業」か「求人検索」が可能でした。上司役職員から「パソコン作業」を用意された事は片手で収まるぐらいしかありません。覚えてるのは「事業所の街の企業リスト作成」・「観光名所のリスト作成」・「2024年8月迄のウェルビーの弁当カレンダーの打ち込み作業」・「俺の通所していた事業所の求人票制作」でした。リスト作成はノルマがなく100件リストアップすれば良くて、打ち込み作業と求人票制作だけは当日提出でしたが余裕で終わりました。

 

メリットは「メモ書きの必要性」を知れた事と「パソコン作業当日ノルマ達成の為の集中力の向上」ぐらいですね。デメリットは電話応対訓練がメインなので、そこは上記のブログを読んでもろて。「パソコン作業」のデメリットは利用者の自主性を重んじてるウェルビーの方針だから仕方ないとはいえ、「パソコン作業」を自分自身で考えないとならない事と職員が用意した「パソコン作業」がイージー過ぎて「これ実際の職場でホンマに役立つんか?」ってなりました。また、「提出期限無しの作業」についても「実際の職場でそんなんねえから!」って心の中でツッコミ入れてました。だから実際の企業想定で一番「THE事務作業」にも関わらず中身がスカスカな総務課でした。

 

ちなみに俺が一番長く駐在した課が「総務課」でした。最初の三ヶ月はまだ耐えられましたが、半年目~12月迄は地獄でした。何が地獄かって?暗記した「電話応対訓練マニュアル」を新しく配属されてきた「新総務課メンバー」と共にまた一からしょうもない読み合わせ作業に「新人」という体でやらされたのも地獄だったし、デメリットのブログで触れましたが「マニュアル」の「今日のお昼の弁当なんですか?」しか馬鹿の一つ覚えで聞かなかったので「スカスカな電話応対訓練」をやってた時間がそのものが地獄でした。

2.庶務課

俺が唯一配属されなかった課だから、あまり喋れる事がない。分かってる事は「通所初心者(通所三カ月未満)&コミュ障」な利用者が配属されていた事と、「事務作業」というより「軽作業訓練」ぽくてウェルビーは木曜日の午後が「面談会」や「保護者説明会」だったのでその説明会で使う資料を封筒に封入したり外回り営業の際に病院や福祉施設に置く資料の用意だったりをしていました。恐らくその資料の用意で、よく職員席横に設置されてたコピー機を庶務課メンバーの誰かが借りに来てました。
この課が一番実際の職場で役立つ課だったかもです。シンプルな作業内容とはいえ、会議の際に資料の準備~用意迄は行われるし、営業の際に資料を準備してくれと上司に命じられたら困ることなく準備は出来そうです。が、先ほど触れた通り「他の利用者とのコミュニケーションが困難な利用者達」が多く配属されていたので、本当にその作業に取り組みたい利用者が取り組めなかったのがデメリットだと思います。また、中には「フツーに会話」出来た利用者もいましたが、その人が絶対に上司役職員との橋渡し役にされていたので、それもデメリットだと思います。

3.広報課

広報課とは、自分が所属してる事業所の宣伝する為に「広報誌」を三ヶ月かけて作成する訓練です。この課は主に「グループワーク」中心で、流れとしては最初の一カ月はひたすら「広報誌」に載せる内容の会議ばかりでした。会議内容は掲載内容や表紙だけではなく、「広報誌」で使う「フォント」や「フォントのサイズ」に各掲載内容のページ数や掲載するフリー素材イラストのサイトから「作成に使うソフト」に至る迄全てこの一カ月で決めるよう上司役職員から求められました。俺は自分が通所してた事業所の「広報誌」の「第一号」を作成した時に配属されてました。

掲載内容としては順番に
・目次
・センター長挨拶(初代センター長)
・事業所の見取り図(職員席・利用者スペース・ロッカー・面談室等)
・スタッフ紹介(2023年4月時点)
・カリキュラム紹介(2023年4月時点)
・利用者様紹介(匿名・2023年4月時点)
・編集後記&センターへのアクセスマップと電話番号
使用したソフトは見ての通り「Microsoft」の「Word」です。ページ数としては表紙~裏表紙の編集後記迄12pです。俺が担当したのは「利用者様紹介」と「編集後記」でした。
 
利用者紹介の内容は上から、
・趣味・マイブームについて
・休日の過ごし方
・自身の座右の銘
・ウェルビー通所のきっかけ
・好きなカリキュラム
・一番好きなウェルビーのカリキュラムの理由
・自分がウェルビーで頑張ってる事
・もし宝くじで3億円当たったら?
です。ちなみにこれは俺自身の紹介です。www
 
広報誌作成は本当に大変でした。上司役職員から求められたありとあらゆる細かい事全て一回一回会議にかけて決めなければならず、本当に細かい箇所まで詰める必要性を求められました。また、利用者紹介に関しても受け持ちの職員一人ひとりに「~さんにアンケートに答えていただきたいのですが説明の時間いただいてもよろしいでしょうか?」と伺いを立てなければならなかったので職員達のスキを見極めなければなりませんでした。また、編集作業中に上司役職員が何か思いついた場合は、その思いつきも会議にかけなければならなかったので、編集作業が間に合わず、自主勉の「スキルアップトレーニング」の時間に「残業」として作業しなければ間に合わない状況にも追い込まれました。
メンバーも大変で「Word」に対して慣れていなかったので、「Word」に慣れる迄かなり時間がかかっていました。また、メンバーの一人に50代のオッサンがいて、このオッサンが本当に「老害爺」で、まずMicrosoftの「Word」を使用する事に最後迄反対し続け、自腹切る条件突き付けてきて有料の「Adobe」の「Photoshop」使わせろとごね続けてました。ウェルビーの方針としては有料ソフトの使用はダメだったので上司役職員が説得してましたが、「老害爺」が誰よりも年上だった事も相まって「年上の言う事は尊重されるべき」のスタンスでいて、とにかくグループの輪を乱し続けてました。また、「老害爺」が編集作業期間中に何回か欠席してた事もあって「広報誌」の完了予定期間が若干延長されたのはこの「老害爺」が担当してた編集箇所が全く何も作業が進んでなかったからでした。更には後の反省会後に知ったのが当時事業所の利用者の男女比率は男性利用者よりも女性利用者の方が多かったので、利用者紹介のアンケートを「広報課」の男性利用者三人で掲載する事になりましたが、俺ともう一人の男性利用者のアンケートは直ぐに職員間での共有が終わって編集を進める様にと命令されましたが、その「老害爺」のアンケートだけ回ってこなかったので編集作業期間の〆切もあり、しょうがなく「老害爺」の紹介を省いて「俺自身の紹介」を長くする許可をいただき編集を進めました。で、後々知ったのが「老害爺」の紹介アンケートが「ディス」や「口悪い表現」ばかりで修正を命じても頑として引かず掲載するに相応しくないと判断された結果、「老害爺」の紹介は省こうと「職員間だけで決定」され、俺達広報課には「情報共有する必要性無し」と判断したと定期面談時に個別担当職員から説明されました。いや、「利用者様紹介ページ」の編集してたの俺なんやから、俺だけにはコッソリ教えて欲しかったぜ・・・。
で、広報誌完成後の反省会で事件が起こりました。各々自身の振り返りをして、「老害爺」のターンになった時に「老害爺」は振り返りせずに俺達メンバーと上司役職員一人ひとりに対して静かにディスり、怒りをぶちまけてきました。「老害爺」の一番の怒りポイントが「編集作業と掲載内容がド素人」だった事でした。「老害爺」が求めてきた編集レベルが「集英社」や名のある雑誌社の様な「プロレベルの編集作業能力」と「プロレベルの掲載内容」で、自分以外のメンバーの編集作業能力と内容が「小学生以下」だとディスってきました。ちなみに「老害爺」の編集作業能力ですが、完成前にカラーコピーして内容確認の回が二時間設けられたのですが、俺や他のメンバーは誤字脱字なく言葉の表現も職員から「掲載するに至って問題無し」と褒められましたが、「老害爺」の箇所は誤字脱字がとにかく多く、言葉の表現も乱暴でディスに近い表現でした。でも、当時「老害爺」がずっと何週間も欠席してた事もあって上司役職員が最終的に修正してました。なんで、「老害爺」は自身の失敗を棚上げして、俺らと上司役職員だけディスってきたので、俺は危うくキレかけました。久しぶりに俺の中の「スーパーサイヤ人」が目覚めかけました。それについては去年、動画にしたのでリンク貼っておきます。

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・2023年初のブチ切れ案件と人生初怒りのコントロールに成功した日:

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で、メリットは「老害爺」は除いてメンバーとの「連携」を学べたり、上司役職員が細かい性格の人だったからなのかもしれませんが、重箱の隅を楊枝でほじくる様な事迄気にする必要性があるんだという事は学べました。後は「Word」の使い方や掲載内容の「見せ方」やいわゆる「映え」も学べました。それと一回一回確認が必要な事もあって、小さな段階を何回も踏まないと進まないという概念も学べました。
 
デメリットはまずこれは上司役職員の人間性にもよりますが、思い付きで喋る人間だった場合はその「思い付き」ですら「上司の提案は絶対」という暗黙の了解の下、一時間会議にかけるように命令された結果、編集作業が間に合わず残業を取られたので、それがまず一つですね。おまけにその思い付きで喋った上司役職員は自分らが「残業」してた事についてダメ出ししてきました。誰の責任だと思ってんだよ、マジで・・・。
次のデメリットが、職員間で共有された事が我々編集チームに共有されない事です。先ほど話した「アンケートの件」もそうですが、利用者同士の印象が悪くなる事を避けて職員間だけで共有して、不利な情報だからと絶対的に必要な情報だったのに共有されず、終わってから言われても「なんで今言うの?」って感じでした。勿論、OWSの概念の下、職員にアンケートが回ってこない事に関して質問しましたが、お茶を濁されただけでした。
 
ちなみに反省会の翌週の定期面談時に、何故か「老害爺」の怒りの原因は俺にあると、何故か俺の責任にされました。「老害爺」の言い分はさっき話した通りで、俺個人について何も言ってなかったのに個別担当職員は何をどう聞いて間違ったのか「孫さんがあの人を怒らせた」とわけわかめな感じで説教されました。その日から、それきっかけで俺は「個別担当職員」の事が嫌いになりました。

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最後が企画課です。この課は最初は定期的に息抜きの「レクリエーション」を提供していただけでしたが、途中から上司役職員が決めたテーマのビジネスマナーを提供する第一回と、レクリエーション提供の第二回に分けられる様になりました。流れとしては、最初は「広報課」と大差なくひたすら「ネタ会議」ばかりでした。その「ネタ会議」で一か月使い、残り二ヶ月で駆け足状態で一回目の企画課提供をこなして、二カ月半ぐらいで第二回の企画課提供をこなすというなかなかハードスケジュールでした。俺はこの企画課に二回配属となりました。
 
一回目の企画課はまだビジネスマナー提供前の「レクリエーション」だけ提供の課でした。俺は2022年末の「忘年会」と「新年会」の両方を担当する事になりました。この時のメンバーはちゃんと「会話が成立して」、「同じモチベレベル」のメンバーだったので会議も珍しくスムーズに進み、共に事前の打ち合わせ等もちゃんと行えました。本当にこの時は色々な意味で大成功でした。
二回目の企画課配属に関しては前にブログで書いて、動画にも残したのでリンクから読むか視聴してください。ちなみに第一回の企画課提供のビジネスマナーは、俺らは「接遇」をテーマにする様に命令されました。この時に大変だったのは、ブログに記してない事を話すと、豪雪雪の結晶でチャリ自転車のタイヤが半分埋まる程積もった時に企画課メンバーが足りないから休まず通所しなさいと命令されて、無理に動かないチャリ自転車豪雪雪の結晶と吹雪雪の結晶の中動かして通所した事ですね。お陰でチャリ自転車のチェーンイカレたからな。ごめんなさい。もうこれ以上は思い出しくありません。
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・第二回ブラック企画課(ブログ版):

 

 

・第二回ブラック企画課(動画版):

 

 

企画課のメリットは、ほぼ広報課と変わりません。ただ、企画課はMicrosoft officeの中でも「PowerPoint」重視なので、見やすい「PowerPoint」や「映え」な「PowerPoint」については学べます。後は人を楽しませる事が好きな人なら、その発想力を活かしてエンターテイナーの才能を開花させられるかもしれません。

デメリットはとにかくスケジュールがタイト過ぎる。OWSがある「金曜日の二時間」しか作業や編集が出来ない事も相まってその短い時間の中で編集作業や命令された内容について取り組まなければならなかったので、リスケしろよとか、もうちょいヨユー持たせてくれよって感じでした。後はレクリエーションの企画ですが、ウェルビーのレクリエーションはあくまで「ウェルビーの利用者対象」なので、要は障害者用に滅茶苦茶配慮事項の多いレクリエーションの内容じゃないと考案しても通らないので、一般企業就職後にイベントの幹事を任されて同じ様に配慮事項だらけのレクリエーションだったら「つまらない」レクリエーションとなるでしょう。だからウェルビーの企画課で学んだ事が一般企業の幹事役として到底通じるとは思えません。

以上がOWSのメリットデメリットとなります。本当にコミュニケーション能力は伸ばせますが、電話応対訓練に関しては本当にゴミ以下なので、メリットデメリットの前に学べる事もありませんでした。てか、その前に障害者雇用なら「敢えて指示を曖昧にする」とか「敢えて説明を省く」なんて事を混乱を招いてミスしかねないという証言を以前から関わってくれてる別の福祉の方から聞きました。だから結局、ウェルビーの行ってるカリキュラムや教えは間違ってるって証拠です。

 

では、またウインク