前回まで、遠藤は流石の嗅覚と考察により、カイジの元へ辿り着きました。
しかし・・・軽々に踏み込むことは出来ません。
何故なら今ノックをしたとして、出てくるのは母親の方。
カイジを隠しているかは、表情や反応で推察するしかありません。
とはいえ夜間にいかにも怪しげな男が尋ねれば、動揺するのは当然。
すぐにシャットアウトされてしまう事でしょう。
その拒絶が単なる警戒心か、カイジを匿うためなのかは判別不可能。
そもそも、遠藤には母親が相当な天然という報告も入っていました。
見張りを入れたこの8日間だけでも、それを遺憾なく発揮していたらしく・・・
そのまま自転車を置いて歩き出す!
大丈夫かそれは・・・w
好意的に捉えるなら、エピソードトークには事欠かさない人生でしょうね(;'∀')
遠藤曰く、まさに天下一品の粗忽者。
こういった人間は、一度パニックに陥ると正常な判断を失いがち。
遠藤を風体だけで判断し、話も聞かずに即通報という可能性もあります。
そうなれば今後の見張りを継続するのは困難となりますから、カイジが居なかった場合は痛恨の失策ですね・・・。
そもそも、今カイジが居るのであれば既に袋のネズミ状態。
主導権は取っている訳ですから、リスクの高い勇み足に賭けることもない。
今すべきことは、その袋の強化。
作戦はその後にゆっくり考えれば良いのです。
遠藤は表へ出ると、見張り班の二人に自分も加わることを告げました。
一分の隙も与えない為には、裏のベランダ側も見張る必要があります。恐れているのは、その5階から伸びる排水管の存在。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190501/15/fake-or-bluff/bf/1c/j/o1080071014401182450.jpg?caw=800)
こうして、31号棟には両側からの見張りが付く事となりました。
その動向はカイジも把握。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190501/15/fake-or-bluff/9b/b1/j/o1080083514401182469.jpg?caw=800)
暴利のサラ金の店長・・・ビンゴ!w
お母さん、千里眼じゃないですか(^^;
カイジはお母さんへ、遠藤は昔の知り合いであり、恐らく今は自分を捕獲するプロジェクトのリーダーに抜擢されていると説明。
つまり隊長自らが現場入りしたという事は、完全にロックオンされた証だと話しました。
しかし踏み込みに来ていない以上、疑念は100%には届いていないはず。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190501/15/fake-or-bluff/0e/b4/j/o0987108014401182480.jpg?caw=800)