前回、カイジは盗聴されている経緯をオブラートに包むため、過去の体験を脚色して語り始めました。
お母さんは簡単に創った会社は簡単に潰れる、世の中は甘くないと落胆しましたが、仲間の裏切りによって倒産しかけたその事業(=17歩)は、窮地で再生。
ここまでの話の流れで言えば、融資した和也は最初に就職したブラック企業の御曹司ですね。
お母さんはつまり、退職したカイジを上司たちが気に掛けていた証拠だと喜びました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190430/05/fake-or-bluff/d6/1c/j/o1064108014400171933.jpg?caw=800)
あるわけないでしょ!そんなこと・・・!
まあね・・・これは双方の主張が正しいw 上手い齟齬ですね(^^;
通常の場合では、幾ら御曹司といえど融資には会社の決済が必要。
元会社のお金が動いたことになります。
和也の金の出所は、元々で言えば兵藤会長。
そのブラック企業のトップである事を考えれば、大きく間違ってはいないのか。
まあそれ以前に会話の趣旨が根本的に違いますけどね・・・w
お母さんは、それほどの便宜を図って頂いた会社に対してカイジが罵詈雑言を浴びせたことを許せない様子。
大恩を仇で返すことだけはしてはなりませんから、真摯に謝って筋を通すように言いました。
・・・帝愛に謝る・・・?( ゚д゚)
同志を殺され、指も切り落とされ、何度も一方的に煮え湯を飲まされ続けた帝愛に・・・謝る道理など天地がひっくり返ってもありませんね。
いや おふくろ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190430/05/fake-or-bluff/5e/97/j/o1080081014400171936.jpg?caw=800)
もはやアンジャッシュめいてきたけど・・・w
まさかそれが目的だったの?(;・∀・) 分からんw
人道に反するというのは無思慮な誤解ですが、詳細を明かすには時期尚早。
取り敢えず今の事態を落ち着けてから話すことを伝えました。
御曹司による融資の甲斐もあり、組織としては瓦解したものの仕事自体は多大な報酬を得て勝利。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190430/05/fake-or-bluff/26/5a/j/o1080107414400171939.jpg?caw=800)
翌日です
流石に話に無理が生じてきてるよ・・・(;^_^A
あまりの展開の早さに、お母さんも俄かには信じられないようで・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190430/05/fake-or-bluff/e3/5e/j/o1080104514400171942.jpg?caw=800)
あのカイジが!
あたかも動きながら、走りながら先を考えるベンチャー企業の社長のような生き様ですね。
ところで・・・このお母さんによる回想ですが、個人的なカイジのイメージとは少し違ったな。
クルマへのイタズラやコンビニバイトでの馴染めない心境等から察するに、カイジのクズっぷりというのは陰陽で分ければ陰ですよね。
この回想でのカイジというのは、塞ぎ込む反動というよりは単純に調子に乗ったが故の失敗。
遅刻したことを気にも留めず、それを周囲に弄られて笑っているというのはカイジらしくないな・・・と思ってしまった。
とはいえ描かれた内容こそが最も正しいことは間違いありません。
ただ私の感覚的には、カイジはこの手の反応を見せる人達とはつるまずに距離を置くタイプじゃないかな・・・。
成人に近づいて心理的な変化が生まれた可能性もありますが、何だか違和感があるコマでした。いちゃもんを付けてスミマセン。
そして・・・お母さんは今度の起業内容を尋ねましたが、なかなかカイジはワン・ポーカーを上手く例える方法だけが思い付きません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190430/05/fake-or-bluff/27/3f/j/o0730108014400171948.jpg?caw=800)
いや煽り文よw
「渾身の言い訳」は褒めてるのか皮肉ってるのか分からないな(;'∀')
漫画的な都合を排除して見てしまえば、そもそも一から全部流れを追わずとも、今盗聴されている理由だけを想像すればそれで済む話。
現実とリンクさせてリアリティを出したいという狙いでしたが、もはや99%が作り話ですから大差無いのでは。
となれば久々の母親との再会で饒舌になっている・・・というハートフルな方向で納得するのも一つの手かもしれません。
幸いにも監視は機能していませんから、ここまで喋ったなら最後まで走り抜いてほしい気持ちも生まれました(^^;
・週刊ヤングマガジン№51(2018/12/03号)より。