中間管理録トネガワ 第30話『馬名』感想 ~みどりのユキオー~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

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今月の第2話は、前回と打って変わって単発の箸休め回。

舞台はトネガワ本編の2年前に遡ります。

 

或る日、帝愛管理?の牧場を視察していた会長と利根川。

すると牧場長のお墨付きにより、一頭の競走馬の購入を薦められました。

 

それはプルフェーブル(恐らく元ネタはオルフェーブル)とマンデーサイレンス(サンデーサイレンス)の血統を持つ、文句なしのサラブレッド!

会長も一目で気に入ったらしく、購入を即決。

割といいネーミングじゃないかな?強そうだし。

確かに大企業の社長とか、億万長者は馬主になっているイメージはあるな。サブちゃんとか、大魔神佐々木、山形なら豚の畜産業で有名な平田牧場とか。

会長は勝負事が好きそうですし、資金も豊穣ですから向いているかもね。

 

満足げな会長は、他の馬も見てみると・・・

ユキオーに決定!

 

また勝手にw 大変な出費ですよね、これは。

でもユキオー、一見して人名とは思いませんし(雪王とか)、マキバオーみたいでこれも悪くない。駄馬かもしれませんが、こちらも馬主の利根川そっくりのたてがみで可愛いじゃん。

 

こうして、二人が馬主となったのが2年前の出来事。

それから時が経ち・・・

ええええΣ(~∀~||;) ちょっとそんな気はしたけども!

というかユキオーを褒めるのはいいとして、カズタカイザーを叩く見出しはいらないだろw

 

本来、馬主である利根川としてはユキオーの快進撃は喜ばしい事。

しかし、世間では不調のカズタカイザーを批判する風潮があるため、ここ最近は会長との馬の話題が気まずくなっていたのです。

 

会長も自分で選んだだけに煮え切らないのでしょうね。

するとその時、会長から直ちに厩舎を視察するとの連絡が入りました。

 

調教師によると、カズタカイザーは素質十分。

不調とはいえ、むしろ戦績が伸びないことが不思議なようです。

しかし、カズタカイザーの話題はそこそこに・・・褒めちぎった対象はユキオー。次戦も勝利が期待されると嬉しそうに太鼓判を押しました。

 

当然、会長としては面白くありません。同行していた利根川は制裁を覚悟しますが・・・


会長!そっちはユキオー・・・

 

え!∑(゚Д゚) まさか・・・。

「このカズタカイザー」はこれから、と利根川に向かって念を押す会長。

そう・・・会長はとどのつまり、好調のユキオーとの入れ替えを計っていたのです!

 

まさに横暴、普通なら拒否して当然ですが・・・相手は他でもない会長。

利根川はこれまで、会長の独善、エゴや無理難題にすべて笑顔で答え続けてきました。

それこそが地位を固め、帝愛で生き残るための処世術。

さすが会長!(と利根川!) (  ゚ ▽ ゚ ;)

もはや清々しいですね、このパワープレーはw

 

こうして入れ替わったユキオーとカズタカイザー。

すると数週間後、入れ替わり後の初レースで両者が対決することとなりました。

いや気づけよ!(´Д`;) 数週間で32kgとかあり得るか!w

そして安岡杯って・・・なぜカイジではなくアカギ。

 

会長と利根川も見守る中、いよいよ出走間近となりました。

本当に馬を入れ替えさせてしまった会長の力に感服する利根川でしたが・・・その時、

いたのか!w 黒崎さん、レストラン回以来久々の登場ですね。

利根川の制止も気にせず、相変わらず歯に衣着せぬ黒崎は入れ替えを指摘。

 

あまりに直球の物言いですが、会長は相変わらず面白いと上機嫌。

ジョークと捉えたのか、全く激怒する気配すらありません。


なぜなんだ・・・!?

会長の1択問題に・・・

この男だけは・・・

平然と言ってのけるんだ・・!

NOと・・・!

これは不思議だね・・・ホント。黒崎さんには会長や利根川とは違う大物感がある。

目に見えた迫力がある160kmのストレートではなく、捉えどころのないまま抑えられてしまうナックルボールみたいな感じ。

実力の底が見えないので、敵に回したら怖そうだな。

 

そしてレースが始まりました・・・が!

ガッツリ裏目引いてるじゃん!w

やっぱり馬主は自分の馬を信じないと。旧カズタカイザーの素質が確かなのは本当だったようですね。

 

というか・・・アーネスエイジとかミココノチカラとかw 

福本作品の競走馬勢ぞろいじゃないですか。確かに競走馬の入れ替えネタといえばアーネスですよね。ここではラムタルではないでしょうけれど。

 

ちなみに他にも4番で「ノーカンジゴロ」という馬が出走しています(^_^;) まさか班長、1日外出で馬まで・・・!?

 

入れ替えまで行った以上、ここでの惨敗は許されないところ。

すると・・・二人の必死の祈りが届いたのか、残り300メートルでカズタカイザーが怒涛の追い上げを仕掛けました・・・!

まさに驚異の差し足、あっという間に先頭の現カズタカイザーに並びますが・・・そこからは並走してデッドヒート!

 

カズタカイザー(旧ユキオー)か、ユキオー(旧カズタカイザー)か!

勝負の結末は・・・!?

何だよマックロサキーって!w 余計なことを。

というか3コマ目を見る限り、ユキオーよりカズタカイザーがハナ差で勝っていますね。マックロサキーが差さなければ丸く収まっていたのに・・・(^_^;)

というか自分も馬を持っているなら先に言えよw ずっとパドックを見ていたんだから気付いていたでしょ。

でも・・・地味に帝愛の馬が3連単フィニッシュですから、あの厩舎は優秀だな。

 

会長は相手が黒崎さんとはいえ・・・さすがに今回は堪えたのか、また入れ替えを図ろうとしていますね。さすがに手が早い。

屈辱を味わっても競馬への興味は失っていないようで安心した。用済みで捨てられたまさやんのような末路は嫌ですから・・・。

 

利根川の心労と会長の横暴、そして常に単刀直入な黒崎さん。

3人の性格がよく表れていたエピソード、単発回として十分なクオリティでしたね。今後、本筋にも黒崎さんが絡むことを期待します(⌒▽⌒)

 

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私は既に応募済みですが、正直この企画があったことを忘れてた・・・(;^_^A

昨年末辺りから募集は始まり、期日は今月いっぱいまで。クオカードや似顔絵が当たります。

http://www.kurofuku.net/

え・・・!?長田さんマサチューセッツ工科大学卒なの?

この広告だけのネタかもしれませんが、学歴だけなら零のタツキと同じなのか・・・凄いな。それでも左遷されるのですから厳しいね。

 

ちなみにジェネレーターで利根川幸雄と入れるとどうなるか、これは以前このブログにも載せています。・・・気になる方は↑のURLから実際にお試しください(^∇^)