※○=提出カード
1回戦
D・D U・U カイジ/和也
2○・4 A○・A 1勝/0勝 LIFE(3・9)
Bet1→コール
2回戦
D・D U・D
2・4○ A・3○ 2勝/0勝 LIFE(4・8)
Bet1→コール
3回戦
U・D U・D
Q・2○ A○・6 3勝/0勝 LIFE(5・7)
Bet1→コール
4回戦
U・D U・D
Q・6○ 9○・6 4勝/0勝 LIFE(6・6)
Bet1→カイジBet2→和也ドロップ
5回戦
U・U D・D
K・Q○ 6○・3 5勝/0勝 LIFE(7・5)
Bet1→カイジBet2→和也ドロップ
6回戦
U・D D・D
K・6○ 3○・? 5勝/1勝 LIFE(5・7)
Bet1→カイジBet2→和也Bet3→カイジドロップ
7回戦
U・D U・D
K・7 ?・?
Bet1
今回のタイトルの煩悶(はんもん)=(独りで)いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえる こと。
なるほど、確かに現状にピッタリですね。
なぜなら、
もう幻覚まで見え出してますから!ヽ(;´ω`)ノ
流石に動揺しすぎでしょ!w
しかも「なんだ今・・! 一瞬和也がのっぺら坊の入道みたいに・・・!」って
入道なんて久しぶりに聞いたんですがw
異常なほどの動揺をここまでが順調すぎたことによる反動と捉えたカイジは、とにかくこの7戦に勝って流れを引き戻すことに集中。
となれば当然9割方勝ちを計算できるKを出すべきですが、もしこの一戦を勝てたとしても次にDOWNカードを引けばダブルDOWN。和也に1枚でもUPカードがあれば、レイズを掛けられやりたい放題に翻弄されるのは目に見えています。
しかし、それでもカイジは仮想の未来に苦しむよりも今のこの状況を優先。
両者UP・DOWNとはいえ、カイジの手持ちはAを除けば負けのないKとDOWNカードの中では最強の7。つまりUP・DOWNにおける組み合わせとしてはほぼ最強であり、和也よりもまず上だろうと推測します。
想定通り、和也のカードはUPとDOWNが共にカイジに劣る9と3。
つまりUP(K)vsUP(9)・DOWN(7)vsDOWN(3)となれば2勝、そうでなくUP(K)vsDOWN(3)・DOWN(7)vsUP(9)となっても1勝1敗。通常のオープン勝負であればどう転んでも悪くない形になることが判明。
よって、ここで考慮すべきはやはりレイズ。
Kであれば勝ちの可能性が高いためどこまでも突っ張るとして、問題は7。
和也にはUPカード(9)があるため、ここで7を出して和也にレイズを仕掛けられた場合はやはり強くは行けず、裏を取られて和也の3に降ろされる可能性があります。
よって、カイジはこの「DOWNの中では最強の7が3に降ろされる」事、勝っていた勝負をレイズによって覆されるあの6回戦の再現だけは何としても避けなければならないと考えます。
レイズを返り討ちにするためにもKを出すべきと結論に至るカイジですが、心中はレイズによって敗戦したトラウマをなぞるばかり。
もう・・・切り替えろって(;´Д`)ノ 理論は間違ってないけど全部マイナスの思考になってますね・・・。
そもそもカイジは和也がレイズしてくる前提のような考察をしていますが、和也の目線に立ったとするとここは無理をしないのではないでしょうか。
ライフ数を7対5と逆転した直後で手が微妙な9と3ですから、絶対に負けないのはカイジとは違い不可能です。それでなくともカイジのUPカードが10以上である可能性は確率的に高いわけですから、6回戦とは違い布石も仕掛けていない今レイズを掛けるのは無謀ではないでしょうか。
そう考えると、和也は最低負けてもライフは同数と考えてわざわざ逆転される可能性のあるレイズは掛けず、提出するのは3ではないでしょうか。カイジが前回のドロップをかなり悔やんでいるのは和也も察していますから、今回のカイジの2連続ドロップを避けたいという思考も想定の内でしょう。トラウマ払拭のためにも連敗は避けたいカイジがこのままKを提出したとして、和也は3を出して即降り。
結果的にはカイジの勝ちとなるわけですが、DOWNの中でも弱い3に対してUPの中でも強いKを使ってたった1ライフ勝ち。これは勝利の中では最も価値の無い、ある意味最悪の1勝です。カイジは今回の中で「最悪でも1勝1敗」と話していますが、それは次戦の追加カードを抜きにした考えですから、次に危惧していたDOWNカードが来てW・DOWNとなれば話は変わります。何故なら和也が3を出した以上残ったのは9。次戦では更にW・UPとなることもありますから、そうなれば最悪中の最悪。カイジの恐れている7が3に降ろされる展開はKが残っているのでまだ次に繋がりますが、これはそれ以下の出来事であり、下手をすればW・DOWN地獄もあり得ます。
カイジは未来でなく今を優先した結果だと言いましたが、無意識のうちに和也のレイズに威圧されすぎているのは明らかでしょう。
つまり、
①和也がレイズを掛けない
②和也は3を出す
という2つが予想されている中に限っては、カイジが今もっともクレバーに捉えているK出しは実は一番の悪手なのかもしれません。